誰にも話さなかった不思議な体験 3
こういう話しを書いていると、目が冴えてしまい中々眠れなくなるのが分かっているのですが、やめれません。今日も寝不足です。
〜水子〜 高校2年生の頃、義夫という仲の良い友達がいました。私を含め、浩幸、和彦、達也、吉弘、義夫と5人で毎日の様にツルんでいました。 6月頃、そんな義夫に彼女ができ、私達と一緒に過ごす時間が減りだし、二ヶ月程たったある日、 浮かない顔をした義夫が私達にカンパしてくれないかと頼みに来ました。 聞けば、彼女が妊娠したとの事。みんなで助けてやろうという事になり、なんとかお金を集め義夫に渡しました。義夫は大変感謝し、何度も頭を下げました。私達は何も聞かず、友達なんだから気にするなと義夫を励ましました。 それから二ヶ月後、また義夫が困った顔をしてカンパをしてくれないかと相談してきました。 さすがに、私達も殆ど連続で二度目となると、どういう付き合いをしてるのか詳しく聞かなければ 納得のいかない部分もあったので、話しを聞くと 彼女の家は団地で母親と二人暮らしで、義夫が彼女の部屋に泊まり、一緒の布団で寝ていても公認で何も言わないらしく、それを公認なのか、さばけているのか、無関心なのかは理解できないが、問題があるのは確かなので、私達は彼女の住む団地に行き、彼女にも苦言を呈し、義夫にも三度目は知らないぞという事で、今回も助ける事にしました。異変が起きたのは堕胎して二週間程たった頃、義夫が妙に青白い顔をしてブツブツと独り言を呟いていた様なので、話しかけたのですが、避ける様にして、私達を含め他の人間も寄せつける雰囲気ではありません。 三日後に義夫に詳しい話しを聞くと、彼女と寝て午前2時になると、天井から葉っぱが降ってくると言うのです。 そんな話しは聞いた事が無いと始めはみんな信じませんでしたが、義夫のこの三日間の異常なやつれ具合は否定できず、結局、私達が義夫と共に彼女の家に泊まり、検証するという事になりました。 早速その日に彼女の家に行き、12時を過ぎたぐらいになり彼女も義夫同様、やつれ気味だったので、彼女と義夫の周りに私達が座り、二人を休ませました。 午前1時57分、急に寒気がし、トイレにと立ち上がろうとしたところ、金縛りにあったように体が動かなくなりました。周りを見ると、みんな私と同じく動けない様子でした。 そして午前2時、みんな目だけで天井を見つめました。 集団催眠なのでしょうか、本当に葉っぱが降ってきました。 その葉っぱは部屋の隅から徐々に二人の方に向かっていました。 何か分からないけど、これはヤバいと感じ、声を振り絞りみんなで一斉に 念仏を唱えたところ、金縛りがとけ、私達は二人を起こし、近くのファミレスに駆け込みました。 絶対、お祓いが必要だという話しになり、翌日、二人を連れお祓いに行きました。お祓いに行くと、水子の霊ですと聞かされ、お祓いをしていただきました。 これで大丈夫と安心したのもつかの間、二人共、精神的異常がひどくなり、結局、札幌市南区澄川にある精神科専門のS病院に入院する事になりました。 彼女が退院するまで3年、義夫が退院するまで5年かかりました。 二人が、どうなったかは知りませんが、あの時、私達は天井からゆっくり降ってくる葉っぱを全員が確かに見たのです。 堕胎を軽く考えてはいけません。 何があるかは分からないのです。
子供の頃からの数多い不思議な体験をお届けします。怖いかどうかは読んだ方の捉え方次第です。




