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いま?

僕は写真を手に取り、ベッドへ座った。

変な気分だ。

見覚えのない人が家族?

記憶喪失とはこんなにひどいものなのか?

今、この人たち。

家族は何処に居る?

僕を探してるのかな?

もし、感動の再会をしたとして喜べるのか?

僕は写真をポケットに入れ、一階へ降りた。




気配がする。

何かが居る気配。

キッチンの方からだ。

誰か居るの?そっと近づいてみる。

人だ!

キッチンに人が居る。

うずくまり、何かをしている。

後ろ姿では誰なのか分からない。

男性のようだが。

そっと肩に手をのせる。

目の前が真っ白になった。

これから起こること、嘘でありますように。

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