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君の。

鏡を覗き込むと僕が写っている。

少し顔色が悪いがいつもの僕だ。


「僕は怪物なんかじゃない。」


「まだ気づかないのか?」


何に気づくと言うんだ?

どこもおかしいところなんてない。


「お腹が空いていないか?」


お腹は空いている。

だが、お腹が空いているからといって怪物ではない。

人間でもお腹は空く。


「お腹は空いてますが、怪物なんかじゃない。」


「じゃあ、お腹を触ってみろ。」


僕は鏡を見ながらお腹を触った。


!!!!!!!



お腹を触った!?



お腹を触った?



お腹を触った???



ち、ちょっとまて!



こんな表現したくはないが。

お腹はここ。

腹部にあるはず。



あるはず!


どうなってる!?


僕はどうなる?

僕は怪物?

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