バトル1.その店長はぐーたら少女でした。
1話目の投稿です
"クロノエクリプス"…太古の昔からあると伝えられるカードゲーム…この世界はクロノエクリプスの伝説のカードから作られたと言われている…友達との遊びも、喧嘩の決着も、世界を賭けた負けられない戦いも、このカードゲームで決められる…そんな異世界サンクチュアリ…。
そしてこのクロノエクリプスをプレイする者たちを人々は"クロノス"と呼んだ!
ルールは簡単!
手札からモンスターを召喚して相手にアタック!
10ある相手のライフをゼロにしたら勝ちだ!!!
そして、この物語は…カードショップ「ルミナス」の店長、リスタ・メルカナールの物語である!!!
ふふ…プリンのベットの眠り心地は最高だ…ひんやりプルプルで、おまけに食べられる!
ずっとここで眠ることができたらどれほど最高だろうか…
何だろう…さっきから誰かの声が聞こえる…?
…ち..ょ……ちょう…店長!!
「は、はい!?なんだすか!?」
「店長!!また昼寝ですか!?ちゃんと働いて…ってそれよりも!きてください!!」
目を覚ますと人影が目に映った。
赤っぽいショートボブが似合うこの店、カードショップ「ルミナス」の店員サンリちゃん…ボクはサンちゃんと呼んでいる。
そして、店長と呼ばれている自分…リスタ・メルカナール(18)はこの店を経営している。
異世界に転生したボクはスクスクと成長し…見た目は銀色の髪が目立つ美少女という感じである。しかしそれほど身長が伸びなかった…。
この世界では15歳で成人らしく、何かしらの仕事に就くことを考えることになった。
ある貴族の元に生まれたボクはこの世界の基盤となっているカード、「クロノエクリプス」のショップを開きたいと打診した。
クロノエクリプスを学ぶ学園で結構優秀な成績を残したこともあり、両親は大いに賛成してくれた。
意外とカードショップを開くということはこの世界では結構凄いことらしい。
そして、王都「エクシン」で貴族メルカナール家のバックアップのもと…このカードショップ「ルミナス」を開いているのだが……この通りぐーたらしすぎている。
そして来店する客には、かなり個性の強い客が多い。
「何なに…どうしたのサンちゃん、ボクはまだプリンのベットで寝てたいんだけど〜?」
ボクを抱え、サンちゃんはその騒ぎの元へとかけ足で向かう。
「寝ぼけてる場合じゃないんですって!!こっち!騒ぎが起きちゃって!!」
「騒ぎぃ?てことはまたまたクロエク台?」
クロノエクリプス台…通称"クロエク台"である。
"僕"が元々いた世界では科学が発達していた。
そんな科学とファンタジー世界あるあるの魔法が合わさった"魔科学"が使われている…それがこの世界だ。
このクロエク台はそんな魔科学技術の結晶であるのだ。
世界のどこにでもある"魔力"、それを用いることで誰でもカードの力をリアルに行使することができる。
スリルもあるが安全装置が付けられているため、安全なのだ。
この世界には、当人の力だけでカードを現実に行使することができる人もいる…そんな超技術を機械で可能にしたのがこのクロエク台
実は…ものすごい額の値段がするクロエク台だが、カードショップを開くにはいるだろう!両親が二つ返事で付けてくれたのだ…、これには頭が上がらない…。
「めんどくさくないといいんだけどなぁ〜」
「その通りですね…っと!さぁ到着です。」
サンちゃんの手から下ろされてクロエク台の部屋に着く。
部屋といってもクロエク台はテニスコートくらいの大きさがあるため、この建物の地下に作られている。
うーん移動が大変!一応エレベーターもどきはあるけど…サンちゃん的には抱える方が早いらしい…。
「おうおう!なんかズルしたんだろぉ!?じゃなきゃオレが負けるなんてありえねぇ!」
「だから〜!!オレは正々堂々やったって!お前らだって見てただろ!!」
どうなら勝ち負けで揉めているらしい。片方は少年少女のグループ。もう片方はどこかの世紀末ヒャッハーな見た目のグループだ。
「アニキ!こんな生意気なやつやっちまってくだせぇ!」
「な、なんだ!やるのか!?ならオレが相手だ!!」
世紀末グループから1人の大男が現れた。周りの人とは空気が違う…相当な手練れだ。
あの少年では相手は難しいだろう。
「まあまあ、ここはボクが相手になるよ」
「ちょ…てんちょ…」
「サンちゃん、ここはボクに任せといてよ」
「オ、オレでも相手できるぜ!?…ってアンタどっかで…?」
「少年、ここはボクに任せてくれるかな?」
少年は何か察したのか無言で頷いた。
「アン…?…なんだてめぇ?…その服のデザイン…ここの店員かぁ?」
「お呼びじゃねぇぜ店員さんよぉ!今からコイツにわからせるんだからよぉ!!」
「おやおやぁ?大人げないなぁ…こんな少年少女達に…それとも、こんな可愛い店員相手に怖気付いちゃったのかな?」
こういう輩はこんなふうに挑発すれば…
「!舐めやがって…いいぜ…お前から叩きのめしてやるよ!」
この通り乗ってくれる。説明の手間が省けて楽だね!
クロエク台の反対側に付いた兄貴さんの仲間が口を開く。
「後悔するなよ店員さんよぉ?兄貴は大会で優勝するほどの腕の持ち主…店員に負けるわけないぜぇ!!」
「手は抜かん…軽く捻ってやろう。」
「ふふ…そっちも後悔のないようにね…」
デッキをセットすると、自動でシャッフルがされ、初期手札5枚が手に収まる。
空中に自分と相手のライフが表示され、準備が整った!
「「クロノスオープン!!」」
世紀末兄貴とのバトルが始まった!
読んでいただきありがとうございます。
これから後書きにて詳しいルールなどを伝えれていけたらなと思います♪
クロノエクリプス①
デッキは40枚。デッキにはモンスター、魔法、アイテム、フィールドなどが入れられる。
カードには属性があり、火、水、土、光、闇、無などがあるが特別な属性も存在する。属性に加えカードには種族も存在する。
そしてクロノエクリプスの特徴として、稀に見られる独自のユニークカードだ。
ある人は拾ったカードが、ある人はパックの中に紛れていたり、運命的な出会いをすることがあるのだ。
そのカード達はユニークカードと呼ばれ、選ばれた人々はそのデッキを作ることが大多数だ。
この事例は世界中ありとあらゆるところで確認される。
クロノエクリプスの世界とこの異世界は繋がっている。
クロノエクリプスの世界のモンスター、武器達はカードという手段を用いて遊びに来ているのだ…この異世界サンクチュアリへ主を、はたまたパートナーとなる人物を探して…。




