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フィッシュ・アイ・ドライブ

作者:蘇我将来
 夷隅郡御宿町に住む阿泉六夏(12歳)は、ある時、祖父の文斗に、阿泉家の先祖の秘密を書き継いできたという手記『阿泉家の歴史と賦霊の力について』を手渡される。その手記に記されていたのは、次のようなことであった。

《日の本と出雲、そして夷隅。一見、なんの関連性もなさそうなこれら三つの地点を結んでできる二次元形状は、「阿泉三角形」と呼ばれ、阿泉家の先祖の代から語り継がれている。

この阿泉三角形とは何か? 言い伝えによると、この日本列島には、国造りの神オオクニヌシの化身である、巨大魚が眠っているのだとされる。日本列島がどこか魚のような形をしているように見えるのは、まさにその巨大魚そのものが象られているからであり、巨大魚の寝姿なのである。文字通り、そのオオクニヌシの眠りの上に、われわれ日本という島国は形成されているというわけだ。

このオオクニヌシの深い眠りを妨げぬよう、実は、日本列島そのものに巨大な結界が張り巡らされていて、阿泉三角形とはその結界の意なのである。結界を作る三つの地、それが日ノ本、出雲、夷隅である。これらの地に共通するものとは何か? 

それは日本列島の「古の種族」が大いに関わる地ということである。》

 祖父の手記は600ページにわたる膨大なものであった。その手記を読むことで、六夏は阿泉家の秘密に近付いていく。同時に、六夏自身に宿る不可思議な力も自覚するようになるが、それによって、これまで平穏に送ってきたはずの学校生活で、同級生らとのすれ違いが起こるのだが、それはやがて、大人たちを震撼させるような事件を起こすようになる。
第一話「祖父の手記」
2023/11/24 01:05
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