腹黒だけど、悪役令嬢にも聖女にも才媛にもなれません!~皇太弟殿下から恋人認定され執着されて死にそうです~
伯爵令嬢マリー=フォルクスは、考え方は確かに腹黒だが、実際は悪役令嬢でも聖女でも才媛でもモブにもなれない、感情がひたすら低体温な情熱皆無な省エネ令嬢であった!災いに巻き込まれぬ生き方をするため、周囲の騒ぎを淡々と眺め、傍観者人生を流れ生きるマリーだったが、父からの命令により突如として継承順位第3位のシュバルツ殿下と婚約することに!乙女らしく喜ぶでもなく、真っ先に何か裏があるに違いないと考えたマリーは、腹黒思考でこの窮地を脱しようと、低体温な努力を始める!感情を排してひたすら合理的に生きようとするマリーと、それを迎え撃つシュバルツ殿下の執着や聖女や令嬢たち。省エネ令嬢は、果たして感情低体温のまま省エネ令嬢でいられるのか…