第11話4 「問答」
ペリアは問う
「こんな結末しかなかったのか?こんな方法しかなかったのか?」と
シュウリは応える
「まだ…これは結末じゃない」と
ナオが重ねる
「お前と同じだ…私達も結局こういう方法しか思いつかなかった」
ペリアは頭をかきむしる
「そうだわな…バグ…に期待するしかないのか…」
シュウリはシニカルに笑う
「ガン…みたいなものだね。何度も何度も同じ事を繰り返していると…そのうちエラーが起きる。良性か悪性かは分からないけど…そのエラーは何かしらの影響を及ぼす」
「それにかけるしかない」
ナオが添える。
ペリアはしばし腕を組みながら無言で悩んだ。
しかしどうやっても今回シュウリとナオが選択した方法以上のものは思い浮かばなかった。
「何も…解決はできないか…」と投げやりに呟いた。
「そうでもない…これまで何度繰り返してもうまくいかなかった世界線からは脱却して、新しい方法を示すことができたんだ…私はそれだけでも進んだと思うぞ」
ナオは心なしか優しい口調だった。
スペードは話についていく努力もせずに、部屋の隅に転がっていた。
スペードは内心どうでもよいと考えていた。
時間も命も際限なくあるスペードにとっては、どのようなことがあっても変わりはなかった。
世界のことなど無意味な情報であった。
またシュウリにも若干その気があった。
シュウリはそもそも世界の事などどうでもよかった。
自分とナオが一緒にいられる空間さえあればそれで満足だった。
そのためこの世界の自分やナオを排除することに何にも躊躇はなかった。
ただシンプルにこなしていた。
何ならシュウリはこのペリアの問答すら無用だと思っていた。
この世界の行く末など知る由もなかった。
すぐにでもシャワーを浴びてナオと一緒に寝たいとばかり考えていた。




