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第11話3「襲来」

とある世界線のシュウリは魔法少女と組織の争いのない世界に生きていた。

そこにいる魔法少女はただ少し不思議な力を扱えるだけの少女だった。

シュウリは自身の中に眠る力の強さに怯えながらも、普通の女の子として生活していた。


夜遅くシュウリが寝ようとベッドに潜った瞬間…シュウリは大きな力を察知した。

これまで感じたことがない異常な力にシュウリは恐怖した。

それと同時に…自分の持つ…この…この平和な世界に似つかわしくない力は…この力に対抗するための力であったのかと悟った。


動きやすいジャージに着替えると、大きな力のある方へ向かった。


シュウリがそこにつくと、2人の人間がいた。

2人とも強大な力を放っていた。

だが、シュウリはそれでも勝てると思った。

それだけ自分の力に自信があったのだ。

問答する気はなかった。

即座に腕を前に突きだし掌を広げた。


魔法の光を放とうとした…しかし…何も放出されることは無かった。


シュウリの足元に、ぼとりと腕が落ちた。

本来腕のあるはずの虚空を見つめ…ようやくシュウリは自分の腕が切り落とされていることに気が付いた。

だが、シュウリは叫びもあげずもう片方の手を構える。

しかし、それも即座に落とされる。

シュウリの身体に何度も鋭利な刃が突き立てられる。

シュウリの脳は今自分に起きていることを認識してはいた。

そして、自動的に修復もしていた。

にもかかわらず、身体は破損していく。

修復が…魔力が間に合わない…

シュウリはなすすべもなく細かくなっていく。


シュウリの意識はその細胞とともに雲散霧消していく。

その細胞一つ一つが入念に魔力によって包まれた。

増殖あるいは結合できないように…


実質的に…この世界からシュウリは消えた。


一方その頃、この世界のペリアはブレイクハートによって葬られていた。

この世界のペリアは魔法少女たちを管轄、サポートする組織のトップであった。

軍事的な運用とは程遠く、少女たちに力の使い方の指南を主にしていた。

シュウリのことは当然マークしていた。

先の襲来にも気がついて迎撃に向かおうとしていた。

その道中、ブレイクハートに奇襲されたのであった。


改造手術を施されていないこの世界のナオはスペードによって容易く処理されていた。

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