第11話2「暴露」
「これがお前の解決策か?ブレイクハート…」
ペリアはシュウリに問いかけた。
シュウリは肯定も否定もせず、ただただ目の前のモニターを見つめた。
ナオもスペードもただただモニーを見つめるだけだった。
ペリアもまた、何も言えなかった。
ペリアは何度も自分の中で言葉を反芻した。
そもそもシュウリに託した手前、シュウリの選択を単純にせめ立てることなどできなかった。
ましてこの状況よりもまともな方法の提案無しに非難することははばかられた。
(…結局私と同じようなことをしているに過ぎない…だけど…確かにいくぶんかマシだ…)
ペリアはシュウリの行ったことを整理した。
(要は…単に同じ世界をループさせるだけだった私達と違い…ブレイクハート達は並行世界を何個も作り…それぞれに異なる要素を少し入れることで結果を変えようとしている…確かに効率的だ)
ペリアは整理する過程であることに気が付いた。
(まてよ…どうするつもりなんだ…滅亡を免れたあと…こいつらは…何をするつもりなんだ!?)
ペリアはシュウリたちを視る。
シュウリたちの視線はペリアに向けられていた。
ペリアは背筋がゾッと凍る心地がした。
「お前たち…もしかして…すり替わる気か?」
シュウリは答えた。
「もちろんでしょ。これは…私達が幸せになるための方法なんだから」
ナオが続ける。
「幸せになる人数は変わらない。なんら問題はないだろう」
スペードもシュウリやナオの口調に合わせて答えた。
「私も1人でずっといるのはつまらないからな…正直この立場は美味しいよ。自分と交渉してイイ感じに交代できるようにすれば問題なしだな」
シュウリはペリアとの距離を詰める。
「大丈夫だよ。ここに連れてきて闘うから…それにタイマンなら泥沼だけど4対1なら簡単だよ」
(…私はやはり人選を誤ったようだ。ここまで…壊れていたなんて)
ペリアは自身の過ちを悔いた。




