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第10話 その4「答え合わせ③」

ペリアはドアを開けて、シュウリたちの魔力を感じる部屋に入った。


「は?」


ペリアの口からは間抜けな声が漏れた。

そこには宇宙のような広大な蒼が拡がっていた。

予期せぬ出来事にさしものペリアでさえも驚きを隠せなかった。

だが、視線の先に見慣れた3人の姿を見つけると、ペリアはすぐに平静を取り戻した。

シュウリとナオ、そしてスペードがそこにはいた。


(一体全体何をしたんだ。こいつらは…)


シュウリが笑う。

ペリアはそれを観た瞬間、血の気が引いた。


(…なんだこの感覚は…これまで死なんて、何度も経験してきたのに…それを上回る恐怖…何だこの感覚は…)


「お前たち…何をしたんだ!」


ペリアの怒声が宇宙のような空間に響く。

それが届いたのか、シュウリの表情が変わった。

それはまるでペリアをあざけるような微笑みであった。


シュウリは何も言わず、ペリアの方に手を向けた。

すると空間の奥から無数の人のような形をした白い物体が押し寄せた。

ペリアはドアを開き逃れようとする。

が、ドアに触れた瞬間、それは消失した。

あっという間にペリアは群体に飲み込まれた。


(何だこれらは…私の想像のはるか斜め上の出来事が起きている…いったいどうやって…こんなことを)


うすれゆくペリアの自我に語り掛ける声がする。


「想像を超える出来事を期待していたんでしょ?なら、いいじゃない。これがあなたの望んだこと」


「お前は…シュウリか…何をしたんだ」


「答え合わせが必要?意外ね…そういうの嫌いだと思ってた」


「探求不可能なことは、探求しないさ…今はただ原因を知りたいだけだ。それとこれからどうなるのかを」


「原因は簡単だよ。スペードの能力と私の能力とで、新しい世界を作ったの…何個もね。あと、これからどうなるのか…う~ん。それは…私にもよく分からないかな。これは可能性を増やすだけの方法だから」


「世界を作ったのか…まるで神だな」


「そりゃあね。命を無限に生み出す能力と、万物を操作できる能力、それらを統合する力があれば…神になることは難しくないわ」


ペリアはシュウリのシニカルな発言を脳内で何度も繰り返した。


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