【其之玖】混沌
「貴様……このオレを虚仮にするとは、あくまで口を割らないつもりか? よほど命が惜しくないと見えるな」
「ちょ、違っ」
「ならば望み通り生き地獄を味あわせてやろう……やれ、式神」
望んでない望んでない! ちょ、らめぇええええ!
「く……苦し……」
ぎゅうぎゅうと押し潰される僕の脳内を目まぐるしく思考が巡る。
生まれて15年目のこの記念すべき日。本当なら今頃、家で家族とケーキやご馳走を囲んで楽しく過ごしているはずだったのに。
……なのに何で見知らぬ場所で訳のわからない白い物体に囲まれてるんだよ。
ちくしょー無駄にプニプニしやがって。このプニプニがぁああ! プニプニプニプ……ニ……?
「……ん?」
プニプニ。手当たり次第に押してみる。プニプニ。プニプニ。
プニプニプニプニプニプニプニプニ……
「……! こ、これは……?!」
このうえない柔かさ。適度な弾力。間違いない……この感触は……!
「おっぱぃいーーーーーー!!」
「?!」
「うっひょぉおおお! プニプニィー! 嬉しい悲鳴ー! まさに生き地獄! らめぇええ! おっぱい! おっぱいおっp(ry」
「せぃやぁッ!」
「ぶべらッッ?!」
そして──全ては暗黒に包まれた。