4話後半
しばらく更新なくてすいません(><)
数話あとにまたしばらく更新が、遅くなります
それでも読んでいただけると幸いです(⌒-⌒)
緑のパンドラは動こうとせずただそこに、立ち尽くしていた
グラビティアイはアステールから
目標を変え向かおうとしたが
壊された目が完全に治っておらず
やみくもにハンマーを振りましていた
「くそ!くそ!どこだ!どこにいるんだ!……はやく治れってんだよぉぉぉ!!!」
緑色のパンドラはこようやく動き出したかと思うと既にグラビティアイの目の前まで来ていた
「……な、?!……」
その瞬間
再生途中だった
グラビティアイの、頭部は見事に宙をま舞った
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」
耳を引き裂くような叫び声が響きわたった
目の前に膝をつき倒れるグラビティアイを緑の機体は嘲笑うように見下ろしていた
「ふざっけんじゃねえええ!!!」
すぐに立ち上がりグラビティアイは見下ろす緑のパンドラの腹部にハンマーを思い切り振りかざした
緑色のパンドラは振りかざしたハンマーを流れるように受け流し
そのまま腹部へと肘打ちを入れた
グラビティアイは大きくバランスを崩し再び倒れそうになった
倒れそうになるグラビティアイに
緑色のパンドラは更に上半身へと
曲線を描きながら蹴りを入れた
「ゴハッッッッッッ」
コアのすぐ下が蹴り飛ばされた
腹部には穴があき人間でいう肋骨の当たりは大きくえぐれ
グラビティアイの上半身はまるで虫食いのようになっていた
上半身は下半身と繋がっているのが不思議な状態だった
よろめきながらどこにいるかも分からない相手を捜しグラビティアイはハンマーをやみくもに振り続けた
「くそ……くそ……なんで……こんなことに……くそ……」
緑色のパンドラは呆れるようにもがくグラビティアイを見ていた
その時だった
突然グラビティアイの動きが止まった
「うそ……だろ?」
恐る恐る自分のコアを見ると
確かに真っ直ぐ
1本の羽が突き刺さっていた
「いやだ……いやだ……いやだ……やめてくれ……死にたくない……ウワァァァァァァァァァァァ……!!!!!!!!!!!!!!!!!」
断末魔のような叫びを上げながらグラビティアイはその場に崩れていった
乗っていたはずの後輩の姿もそこには無かった
「なんなの……これ……」
目の前で今起きた一連の出来事は
1度に理解しろと、言われても無理な状況で昴は唖然としていた
「ほんとになんなのこれ……本当に現実なの?……」
現実だよ
「なんで……私こんなことに巻き込まれてるの?……さっきも言った通り契約した覚えもないのに……どういうことなの……」
アナタハワタシトチャントケイヤクヲシタ
ダカラワタシハココニイルノ
「契約してるって……私はつい最近君に初めてあったんだよ?……」
ソレハタタカッテイルウチニジブンデオモイダスヨ
「はぐらかしてないで……教えてよ……こんなのやだよ……」
ソンナコトヨリハヤクアイツヲタオサナイト
先程までそこに居た
緑色のパンドラはこちらへ目標をさだめ走ってきた