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甘くてしょっぱい一時

あの日僕は彼女の悩みと涙を見た。

それは僕の悩みにもなった

どうにか僕に力になれないか悩みに悩んだ。

しかし答はでないあの日の夜僕は寝ずに悩んだのに解決の案は全く出てこなかった

そして次の日も彼女は学校に来なかった。

僕は自分のせいで来なくなったのかなと思った。

しかし確かめるのが恐かったプリントを届けたが結局話さずに僕は帰ってしまった。

そして彼女が一週間の間学校を休んだその日僕は彼女と話すことを決心した。

プリントをいつものように届けにきた。

そして僕はインターホンに指を伸ばしゆっくりと押した


しかし返事が全くないもう一回インターホンを押してみる

だがまた返事はない

僕は内心ほっとしていた

やはり彼女と話すのはめちゃくちゃ怖い。

何を言えばいいかわからないしもし逃げられたりしたら僕は立ち直れないだろう。

そんなことを考えながらポストにプリントを入れその場を立ち去ろうとした。

すると後ろでドアの開く音がした。

そして中から彼女がでてきた。僕は黙って見ていると彼女はポストからプリントを取り出し僕の方を見た。

そして彼女は僕に

「ありがとう、また上がっていってくれる?」

と聞いてきてくれた。

正直驚いたこの間あんな事があったのに僕を家に入れてくれようとしたからだ。

僕は 本当にいいの?またあんな事になったら とまたうつむいてしまった。

「いいのこの間は私が悪かったのだからまた上がっていってお願い」

と頼み込んできた。


僕は断る理由もないし頼まれたらさすがに断れないので

なら上がらせて貰うよ と前と同じような返事で家に上がらせて貰った。


今日は彼女の部屋ではなく一階のリビングに通された。

彼女の部屋みたいにだだっ広い感じだった。

彼女は台所の方にいき冷蔵庫から飲み物といちごのショートケーキを出してくれた。

今日は2人がソファーに隣あう感じで座っていた。

ソファーは大きかったから窮屈な感じはしなかったがやっぱり女の子が横にいると落ち着かなかった。

そして話すことが思い浮かばなかったので取りあえずケーキを食べることにした。

すると彼女の落ち着きが急になくなってそわそわしだした。

僕はケーキを飲み込んで どうしたの?急にそわそわして

と聞いてみた。

すると彼女はもじもじと

「今のケーキどうだったおいしかった?」

と恥ずかしそうに聞いてきた。僕は彼女が作ったんだろうなと思い うんおいしかったよもしかして君が作ったの?と聞いてみた。

「うん自分で作ったの人に食べて貰ったの初めてだからおいしいって言われてよかった」

と笑顔で答えてくれた。

彼女の笑顔を見るのはたぶん初めてだでもなつかしい感じがする。自分の記憶の奥深くうる覚えな幼少時代同じような笑い方を見たような気がした。

たぶん気のせいだろう

僕は彼女に 君は笑顔の方がいいよかわいい と本年を彼女に言ってみた。

彼女は真っ赤になり

「本当?本当にかわいいと思うの」うん僕は君がかわいいと思うよそれで出来れば友達になってほしいなぁ〜と思って

この間ちゃんと言えなかったしなってくれる?

「本当にこんな私と友達になってくれるの?」

と言うとうつむいてしまった。

僕は もちろん、だって君のこともっと知りたいし僕のことも知って欲しいんだ となんか芝居がかったような言葉を言った

彼女は顔をあげて

「ありがとうじゃあ私とあなたは友達ね」

と嬉しそうにまた笑ってくれた。僕も嬉しくなり笑った。

そしてその日僕は彼女の家庭のことを聞いた。両親とも働いていて父も母も彼女が寝てからしか帰ってこないらしい。

ご飯は自分で作るのがほとんどだが時々出前も取るらしい。

朝少しだけ話す時間があるが2人とも仕度に忙しくちゃんとは話してもらえないらしい。

そんな環境から彼女は友達をつくらず自分の殻に閉じこもりそして自分を傷つけていったみたいだ。

僕はいつの間にか泣いていた僕の家庭は父さんしかいないけどもっと僕にかまってくれる。

休みになると遊んでだってくれる。それなのに彼女の家は居るのにまるでいないような幽霊一家みたいだ。

僕は彼女が話し終えると

今日はもう帰る家で考えることができた と言って彼女の家を後にした。


その日の夜僕は前とは違い眠っていたまるで死人のようにぐっすりと。

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