表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/6















ええーっと、魔王様って、あの、ファンタジー小説に出てくる、魔王様?

きょとんとした表情で、私は彼を見た。

彼も私の視線に気づいたのだろうか、こちらを見た。


「えー…っと、魔王様、?なんです、か?」


良く分からないから聞いてみた。


「ああ。」


と返ってきた、。…み、短い…。

えーっと、よく分からないけど、偉い人って事でいいのかな?

うん、きっとそうだよね、なんかあの人たちも様付けで呼んでたし、私も魔王様ってよぼっかな。

とりあえず、抱き抱えられたままのこの状態をなんとかしないと。


「えと、有難う御座いました、。もうおろしてくださって大丈夫です、よ。」


そうやって言う。

相手はなんだかすごく残念そうな表情を浮かべている。

し、仕方ないじゃないか、!

抱きしめられたままって結構恥ずかしいんだぞ、!

他の人たちもいるし…!

そ、そんな目をしたって駄目な物はだめなんだから、!


無言の攻防戦を繰り返していれば、彼はやがてはあ、とため息をついておろしてくれた。

おお、やっと…。素直になってくれた、有難う!











「えー…、お取り込み中の所申し訳ありません、魔王様、この娘は…?」


眼鏡をかけた、緑色の髪をした男の人がそう問いかけた。

取り込み中じゃないぞ、安心していいから!






「拾ってきた。」









……うわぁー…、簡潔…。いや、間違いではないのだけど。



「そんな娘をどうするつもりですか?」


うわっ、そんなこと言われたら困る。

私は、どうすればいいのだろう?



「………………。」


ほら、魔王様も黙っちゃったじゃないか!

どうしよう、私は邪魔なのかな?






















此処にいちゃ、だめなのかな?

























評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ