第六回ぼくしぴニュース
鱫史「夜詩、夜詩、第六回ぼくしぴニュースの時間だよ」
夜詩「んん…あ?」
鱫史「今回は旅館の中からお送りするよ。…夜詩はまだ夢の中だけどね!…ほら、夜詩、起きて」
夜詩「うぜぇ…俺に指図すんな…ゔぅ…」
鱫史「諸事情あってお酒も結構入ったし寝るのも遅くなっちゃったから仕方ないんだけどね、ほら、起きて」
夜詩「んー…。むつふみが起こして…」
鱫史「了解。よいしょっと。じゃあ夜詩が起きたところで1つ目のニュース行っていい?」
夜詩「ふぁ…どうぞ」
鱫史「水トが共有スペースでスマホ見ながらぼんやりしてたらしいね」
夜詩「女子とのツーショットが大量だったらしいな…そんなの見て何考えてたんだか…」
鱫史「蔵識はご機嫌で犬を散歩してたらしいな。見かけない犬だけど飼ってるわけじゃないよな?」
夜詩「さあ…宗光くんもこの間の猫に熱心に餌をあげていたみたいだけど、ここは原則ペット禁止だからな…こっちはマンション間借りしてるだけだし、飼うならせめて小粋たちに相談してからにしろよな」
鱫史「南は最近早朝から深夜まで出かけてることが多いな。ずぶ濡れで帰ってくることもあったみたいだけど撮影終わったからって羽目を外しすぎるなよ。夜詩が心配するから」
夜詩「別に心配してねーし…。観月さんは買い物帰りのとこを見かけたけど、普段の店とは違う雰囲気の紙袋をもってたらしいね」
鱫史「夜詩、詳しいね?」
夜詩「別に普通だよ。颯くんは最近部屋でテレビ体操をしているらしいね」
鱫史「そういえば血圧計も買ってたな。相変わらずの健康志向だね、まあどうでもいいが」
夜詩「勅使河さんのところには女性警官が尋ねてきたそうだけど、なんか事件にでも巻き込まれたの?」
鱫史「さあな。親戚っていってたし、普通に世間話でもしにきたんじゃない?それより夜詩、聞いてよ。この間泥酔した鍵綿に絡まれてさ、」
鱫史『好きな人がいるならさァ!当たって砕く勢いで行くッきゃねえッてどっかのユーリカのアイドルも言ってたじゃん〜!なァ〜〜?おい、きいてるゥ?むつふみ〜〜むつふみ……ふみふみ……ふふふ……むッてなんか可愛くない?なんか、頭、美味しいね、うっ、吐きそう……』
鱫史「…とかいって俺にゲロぶっかけてきたんだよ!災難すぎると思わない?慰めていいよ!?」
夜詩「…ふぅん」
鱫史「…夜詩?言わないの?」
夜詩「は?なにを?」
鱫史「『お前好きな人いたの?先に言えよ、応援してやったのにさあ』とか」
夜詩「お前って時々俺より俺の解像度高くて怖いんだよな…」
鱫史「どれだけ長い間夜詩を見てきたと思ってる。当然だろ」
夜詩「あっそ。……言わないよ、今は」
鱫史「……!そ、そっか」
夜詩「あ、そういえば天使くんのジャケット、海に浮いてた〜って届いたから後で取りに来るように。海に落としたんだから状態は期待しないでね」
鱫史「落し物といえば事務所に大量の抗うつ薬や睡眠薬等諸々の薬とクレカ、明細書が散らばっていたけど、あれ大丈夫?」
夜詩「個人情報だから一応こっちで預かって保管してあるよ。心当たりのある人は取りに来るように」
鱫史「そうそう、俺たちには贈り物が届いてたんだよな!」
夜詩「ああ、あのお守りね。俺と鱫史のデフォルメされた似顔絵が刺繍させてるやつ。あれ、よく出来てるよね…。手が器用なんだなってフツーに感心した。すげーよ、作った人」
鱫史「俺の恋を応援してもらってるってことだよな!夜詩とお揃いで嬉しいな♪」
夜詩「まあそれはそれとして。この間深夜に屯する不良たちが何者かに襲われた事件があったらしいね。と言っても不良同士の小競り合い説が濃厚だけど」
鱫史「不良たちがボコボコにされたってだけだし、そこまでの問題にはなってないね」
夜詩「で、最後のニュースは…、近隣のアパートで殺人事件。被害者の女の子は片目縫われた状態で絞殺されてたらしいね」
鱫史「犯人が何を考えたのかは知らないけど…まあ、ご冥福を祈ろうか」
夜詩「…うん。…ふぁ…」
鱫史「夜詩、やっぱり眠い?」
夜詩「ん。…結局最後まで、誰も欠けることなかったな」
鱫史「……そうだな。…残念?」
夜詩「当然。人殺しとかヤバいやつらは全員裁かれるべきだし…」
鱫史「そういう割にさ、夜詩、ホッとしてるように見えるよ」
夜詩「は?……節穴だろ」
鱫史「はは、そういうことにしとくよ」
夜詩「うっさ。…普通に誰かさんのせいで二日酔いだし、もうちょっと寝る。…さっさと締めて、戻ってきて。布団冷たくなってそうだし…」
鱫史「了解。このあと21時から本編だ!合同の慰安旅行も後半戦。楽しみに待っていろよ、凡人共!」




