第五回ぼくしぴニュース
夜詩「さてと。第五回ぼくしぴニュースをはじめるよ。今日こそはくだらない冗談はなしでさくっと終わらせるからな、鱫史」
鱫史「…………」
夜詩「…鱫史?」
鱫史「………きだ…」
夜詩「は?なに?」
鱫史「浮気だ!!!!!」
夜詩「え、なに、浮気ってなんのこと?」
鱫史「とぼけるなよ…俺は確かに見たんだ、夜詩が人目を盗んで天使と出かけるところを!!」
夜詩「見てたのかよ…じゃなくて、別に出かける程度普通だろ。頼まれたからついていっただけでやましいことはねぇよ」
鱫史「デートに行ってあんなことやこんなことしたんじゃないの!?」
夜詩「んなわけねぇだろ。男同士だぞ。第一仮にそうだと仮定してもお前に関係ないし」
鱫史「ぐっ…ぬぬ…」
夜詩「変なやつ…。こほん。気を取り直して一件目のニュース。どくだみもなんかイライラしてたらしいな。カルシウム不足?」
鱫史「俺は誓ってそんなんじゃないからな!」
夜詩「そう?まあなんでもいいけど仕事はしてよ。ほら、2件目のニュース」
鱫史「……。勅使河が男女の喧嘩に巻き込まれてお冷を被っていたらしいな」
夜詩「一体何に首を突っ込んだのやら。成十くんはどこかへ買い物にいったようだね。沢山紙袋を抱えて帰ってきたようだし。で、水トくんはお母さんのお見舞いに行っていたらしいね。容態は回復傾向らしくて珍しく機嫌よく帰ってきたね」
鱫史「鷹司も台本を持ってどこかへ出かけたようだけど、あれは買い物に行く様子ではなかったね。蔵識はなんか泥だらけで帰ってきたこともあったし」
夜詩「そうだな。まあ何処へ行くも自由だけど、撮影がひと段落着いたからといって気を抜きすぎるなよ。最近騒音の報告多いし」
鱫史「ああ、なんかドタバタしてる音が聞こえてうるさい、という苦情が入っていたね」
夜詩「観月さんの部屋も報告に上がってたから気をつけて。悩むような唸り声とか「どうしよう!」みたいな急な叫びとか。何に悩んでるのかは知らないけど近所迷惑だから。…言ってくれれば相談に乗るしさ」
鱫史「流石夜詩!優しいね!」
夜詩「お前いつもそれだよな…まあいいけどさ。そういえば最近、黒髪に白いワンピースの女性が周囲を歩いてるみたいだね」
鱫史「実はおばけ…なんてことはないか。まあ、そういう女性像ならどこにでもいるしな」
夜詩「おばけか。笑えないね。病院も最近は炎上してるから、そういうのもありそうだし」
鱫史「ああ、点滴内に異物が混入してたんだったね。生命線に異物混入だなんて化けて出られても仕方ないよ」
夜詩「残りのニュースは……、………」
鱫史「夜詩?」
夜詩「ぼくしぴニュースはこれで終わりだよ。21時からの本編をお楽しみに☆」
鱫史「夜詩、夜詩」
~完~
鱫史「いや、見なかったことにしたい夜詩の気持ちもわかるけどね。まだ結構残ってるんだよな。わざわざ普段宣言しない完まで出して抵抗してるのはわかるけどね」
夜詩「最近大人しくなったと思って油断してたんだけどなあ…」
鱫史「まあまあ…。まずはうちの社員の1人が突き落とされた、というニュースだな。映画でもサポートしてくれてたADだね。君たちも顔と名前程度は覚えてるだろう?」
夜詩「はあ…次。草原で野犬に食い荒らされた死体がみつかった。はい次」
鱫史「よ、夜詩の目が死んでる…大丈夫?」
夜詩「大丈夫なわけねぇだろ。言及することねぇし次のニュースにいくぞ」
鱫史「あ、うん。えっと…女が電飾巻かれて飾り付けられて磔にされた状態で重体…」
夜詩「クリスマスだから人間クリスマスツリーのつもりか?笑えないんだよなぁ…」
鱫史「ま、まあ、生きてはいたからね…」
夜詩「そういう問題じゃないんだよな…で、…次。……はあぁぁ…」
鱫史「鍵綿が冬の海の中に入っていくところを発見した。鼻歌を歌いながら冷たい水の中を歩いていたね」
夜詩「……ここ3日程行方不明でどこいったのかと思った矢先にこれだ。偶然見つけたからよかったけどさ、声掛けてもケラケラ笑って手振るだけだし…こぇぇんだよ…」
鱫史「まあ…なにか考えがあったのかもしれないしな?無事だったわけだし夜詩がこれ以上胸を痛める必要は無いよ!うん!」
夜詩「うるせぇな、俺は結果論は嫌いなんだよ。何かあるなら相談しろってこんなに言ってんのが伝わんねぇのかよ…チッ…ムカつく…」
鱫史「あー夜詩、隠してるものが完全に出てるから。まあそんな夜詩も魅力的なんだけど出来れば俺が独り占めしたいからね!ほら、甘〜いシュークリームでも食べて落ち着いて」
夜詩「別に俺はシュークリームとか好きじゃないけど。くれるってならもらってやる。…もぐ…」
鱫史「そういうことで、今回のぼくしぴニュースは今度こそこれで終わりだよ!」
夜詩「チッ…」
鱫史「夜詩、おかわりのシュークリーム。あと牛乳、カルシウムをとろう!」
夜詩「もぐ…」
鱫史「出演拒否起こさないためにも今全力で夜詩のご機嫌をとってるからね、準備が整う21時まで凡人共は首を長くして待っていてくれ!」




