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雑な言葉じゃ言い表せないくらい

作者: 月見山 もち


やぁ、今日はちょっと手紙を書いてみようと思い立ったので、大好きな君に宛てて気持ちを込めて。


いつも君の笑顔や言葉に救われるんだよ。


きらきらとした笑顔で君は僕に手を差し伸べるんだ。

「ワガママ言って!約束だよ。私は味方だからね!」


いつまでも変わらない明るい性格で、羨ましいんだ。

僕もそんなふうになれたら良かったのかなと思う。

誰しも人には見せない一面があるからこそ、他人の良いところばかりを見て羨ましがる。


勇気を出して一面を見せたら離れていってしまう。

だからこそ僕は他人と関わることを辞めた。

そうしたら相手も自分も傷つかなくて済むから。


君とは学校帰りに色々話したよね。

悩みから、楽しい話だったり。

今でも、それを思い出せるくらいに君との時間は大切な想い出だと思っているよ。


君は言ってくれた。

「馬鹿野郎だなんて雑な言葉で関わりたくないくらいに私にとって貴方は大切なんだ」


君は怒ってくれた。

「私は君がいなくなったら悲しいし嫌だ!」


何度も僕は居なくなりたいと思うことがあるよ。

過去だって、現在だって。

だけど、君の存在や言葉が僕を絡め取って優しく、痛くないようにふわりと抱きしめてくれるんだ。


本当に君に本音を溢してしまいそうになるくらいに僕は君のことが大好きで大切な人なんだよ、知ってた?


驚いた顔してる?初めて言ったかもしれないね。


2人で並んで歩いたあの頃を忘れないよ。

遊びに行った時の、振り返った君が綻ぶような笑顔を浮かべるのが凄く大好きなんだ。


あぁ、この子は僕を大事にしてくれている。

信じようとしようとする気持ちを呼び起こしてくれる。


君の言葉が長くなるのは、

本気で向き合ってくれている証だと僕は思う。

僕だって、本気で思ってる人に対しては長文で言葉を連ねてしまうからね。


ほんとに、君は優しいよ。

今までも、これからもありがとう。

君に幸あれ。溢れんばかりの幸福を。

伝えきれない感謝を込めて手紙を送ります。


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