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「はい?っと、使い魔...ですか?」

聞き間違えだろうか、今使い魔って...

ふわああ!!テンションがまたハイになってましたわ!!生使い魔ですって!?!見たい!すっごく見たい!!前に見せてもらおうと思ってシュティに頼んだんだけどシュティは契約してないって言うしお父様とお母様は見せてくれような仲ではありませんし兄達は論外でしたので機会がなかったのよ!...私?ああ、私は許可が出なかったのよ。うふふっ♪るるるんるん♪

ん?あれ、でも様子が変ね...。

彼女の何かを隠している表情に不信感を抱きリュゼが戸惑いながら問いかけると彼女は余計なことまでお話してくれた。


「はい、そうなんです!正確にはまだ使い魔じゃないんですけどって隠しちゃダメですね。実は契約しようとしていたら失敗しちゃって逃げちゃってずっと探しているんですけど見つからなくって...ぐすっ..あの子変わった色をしたイグハーゼなんです!珍しいからパパにねだって買ってもらたのに誰かに攫われちゃったらどうしよう...」


イグハーゼ...女性に姿だけは人気のある使い魔で兎とハリネズミを混ぜたような可愛らしい見た目をしている。がしかし愛される見た目とは裏腹に性格は凶暴でひとつ上の先輩方でももしかしたらもうひとつ上の先輩がたですら手に余る魔物なのだ。私も欲しい!自分の使い魔にはしたくないけど欲しい!!...おほんっ。

それをまあ、こんなちんちくりんが自分一人でやり方もよく知らずのまま契約しようとしたわね?どんなリスクがあるかも知らないままなんでも手を出しちゃいけません!悪い子!一気に目が覚めたわよ、このお馬鹿さんが!



話を聞いたレオはルールを知らないお嬢さんに設定も忘れ丁寧に問うた。

「は、はぁ?契約しようとした...?失礼ですけど貴方は私達と同じ新入生ですよね?規約をお読みになられていないのですか?入学前に契約を結ぶのは違反行為の退学処分に当たるのですが...」

信じられないと言う顔をしてレオが言葉を失くしたのでリュゼが申し訳なさそうな顔をして継ぐ


「そしてそれを知った私達は貴方を告発しないと同罪として退学処分になってしまうのですが」



何故彼女が同じ新入生だと知ったのかそれはあまりにも田舎臭い鞄に流行遅れの靴、何も装飾品のない制服、極めつけにはじめに話した通り制服についているタイがリュゼたちと同じ色だったことから察したのだ。装飾品のない制服が変って言うには庶民に失礼な発言だとお思いでしょうが彼女はパパに買ってもらったのだ珍しいからお値が貼ったイグハーゼを。それにきっと彼女の美貌なら進級するまでに男から何か贈られるだろから質素の着飾りになるなんてことはないだろう。あら私名探偵?...話を戻すと新入生なら確実に知ってるはずなのだ。例えば急に家が潰れたのだったりお引越しをされてないのであれば。ここに訪れる1週間前学園からわざわざお達しが届けられているのだから。ちなみに内容は下記の通りだ。


1.入学前の生徒は魔法を無闇矢鱈に使うべからず 道中魔法の使用を禁ずただし魔法街は例外として許可する

2.手続き終了後勝手に使い魔と契約しないこと、もし入学前に契約している使い魔がいるのならば先に学園へ報告すること

3.対人戦は禁じる ただし一方的に攻撃された場合正当防衛範囲内では使用を許可する

4.上記3つを破りしものそれを隠匿しようと助力したもの即刻退学処分とする


これが入学前のルール。何故こんな短い時間すら固めてこようとしてくるのかそれはある生徒が起こした事件からはじまるのです。何年度か前に入学に浮かれに浮かれた学生が困っている人を助けようと魔法を使ったところ制御不能になり逆にその困ってる人を瀕死に追い込み周りを焼け野原にしてしまうまで止まらなかったなんて怖い事件があったそうで入学確認証と一緒の時期に絶対送られるのだ。短い時間の校則が。


「違う...なにそれ知らない... 」


私達という言葉にハッとして失言に気づいたのか口に手を当てこれ以上出さぬよう塞ぐ。サァっと赤みがかった健康的な顔が青ざめていく。その変わりように彼女の家庭環境を察し同情したレオが小声でリュゼに相談する。


「...なあリュゼ、何も見なかったし聞かなかったことにしよないか?なんか可哀想だ...」


「あぁ、たしかに可哀想だし見逃そう。」

...お互いこの手には苦労しているらしい。



こちらの様子を伺う暇もなくなったのか独り言にならない独り言を彼女は吐いている。

「あの女、あの女だっ...!まさか郵便物にまで手をつけてるなんて絶対許さない!パパに言いつけてやるんだからっ!!」

「それを置いておくにしてもちょっとうそ...まって、私退学になっちゃうの?ただちょっと契約しようとしただけなのに?そんなのありえない 私は私は!!」

「うぅう...だってあの子私のことが嫌いみたいでほら学園で契約するには意思疎通(フィドゥ)できないと許可が出ない...それじゃあ会えない、会えないわ。それに高いのに無理して買ってくれたパパに申し訳ないよぉ...」


聞き捨てならない言葉がいま彼女の口から発せられませんでした?意思疎通(フィドゥ)出来てないにもかかわらず契約しようとした...ですって!?前言撤回、見逃す?何を甘いこと。


遠巻きに彼女を見てたのだがぶつぶつ大きい独り言は魔法大好きっ子リュゼもといスフィアの琴線に触れる発言ばかり。放置しておくのは危険と判断したリュゼは彼女に迫り警告する。顔は見えないので丁度いい。この顔は貴族らしからぬ顔だ。


「...はぁ、貴方使い魔契約というのを全くわかっていないのですね。いいですか?使い魔契約とはその今探していらっしゃる魔物や妖精ドラゴンなんかに力を貸してもらうためにお互いの利益に成りうることを契約することという意味であり一方的に縛りつけることすなわち貴女が行おうとしているのは奴隷契約ですよ、奴隷。なんでも好き勝手に可愛がりたいのであれば鳥や犬のようなペットで十分では無いのですか?」


「ペットなんて子供が飼うものじゃない!?馬鹿にしてるの?!それに奴隷なんて酷いこと言うのね!ちょっと強硬手段に出たのも時間がなかったから!!しょうがなかったの!!っ...だからお願い、一緒に探して欲しいの、そしてこのことは黙ってて。」



全く反省の色のない彼女にもう構ってられないのかいつの間にか隣にいたレオが小さく悪態を付く。

「はぁー、その調子じゃいつか飼い犬に手を噛まれることになるだろうな。あ、じーさん!そのサンドイッチいくら?」

言いたいことだけリュゼの耳元に置いていくと小腹がすいたのか店じまいをしようとしていたおじさんのところに離れていった。



図々しい、馬鹿げてる、こんな子と同じ学園に通うっていうの?冗談じゃない。


思いを言葉に出すのは簡単だ、不満あることを喚けば伝わるから。今までそうしてきた、最も楽な方法でも何も解決しない。この子に今必要なのは叱る間違いを正してくれる人、あとは調教師。学園は必要ないわ。

...見ず知らない人にかける口から出た言葉はあまりにも優しい思いやり溢れる言葉でした。さっきとは打って変わって仮面の中は大いに花が咲き誇っている。にっこにこ、なになに雰囲気も爽やかだ。


「わかりました、一緒に探してあげましょう。まだ契約はしていないとの事なので罰則もなしでしょうから。...しかしながらお嬢さんにはそのイグハーゼと契約するには力量不足のご様子、そこで見つけた際には金額はお支払いしますので我々にお譲り願いましょうか。」

目には目を歯には歯を!


「はぁ!?何言ってるの?!私の話聞いてた?あんたたちは黙って探してくれればいいの、譲るなんて嫌っ!絶対いーやっ!!」


本音が出てるわね、猫も被れないなんてほんとお子ちゃま。そこにすかさずねじ込む脅し文句

「ふふふっなら学園に報告させていただきますね。」


「それもダメッ!退学になってあの女の家に帰るなんて絶対嫌っっ!!」


叫ぶだけ叫んだ後あんなにも激昴していた彼女は急に静かになった。かと思うと一変しひとつ提案を出す。コロコロと変わる彼女の顔は落ち着き微笑みの姫、事情を知らないものならいやこんな場面で凶変する様を知らなければ落ちてしまうであろう表情でとんでもないことを口走り始める。

「...そうだ、いいこと思いついた!そんなに言うなら勝負よっ!貴方が先に見つけれたらあげてもいいけどもし私が先に見つけたら貴方と貴方、これから先ずっーとなんでも聞いてもらうから!ふふんっ♪いっせきにっちょう♪賢いチェルちゃーん♪それならいいけどどうする?」

あら、この子とっても可愛いのね。


ここで今まで静かにしてというか女の変わりように引いていたのともぐもぐしてたため無言だった傍観者レオが口元を拭いながら援護射撃をしてくれる。

「んぐっ、それってあなたのメリットがあまりにも多すぎませんか?」


「当然よ、だって私の可愛いイグちゃんを奪おうとするのだからこれぐらい賭けてもらわないと割に合わないじゃない?さあ、どうする?受けるの?受けないの?」

彼女は何故こんなに自信があるのだろうか、不思議に思うが今はいい。使い魔を大事にできないなんて魔法使う者として失格だ、使い魔と称す奴隷を作るなんて道徳観念が狂ってる。尚に罪を隠そうとするそのタチの悪さなど理由はいっぱいある。十分ね。痛い目を見させるという意味で立てた理由の裏を隠す本音。だって私悪役じゃない?そんなに必死になるものなら欲しくなっちゃうじゃない?


「もちろん受けますよ、お嬢さん。あぁそうそう、後からやっぱりなしなんてことはダメですよ?」


「うふふん、それはこっちの台詞!!イグちゃんは渡さないっ!絶対渡さないんだからっ!!」


「ふふっ、いいでしょう。時間は鐘の音がなるまでで」


「いいわ、開始よっ!」

開始の音頭をあげたあとすぐに走って探しに行った彼女を後目にまだサンドイッチを頬張っているレオにひとつお願いをする。





「...レオ、頼みがあるんだ。」



結論から言うともちろん私の勝ち!ふふっあの顔傑作ね!でも二度と見たくないわ。


忘れてもらってはいけないのだけれど私、魔法を愛し魔法に愛されし人間なのよ?舐めてもらっちゃ困るわ。個体が分かれば契約していない魔物なんてshecareutumシェカーレウテューム"探検だ魔物を探しだよ"と affascinanteodorアッファシナンテオドル"魔物よ個の元にさあおいで"ですぐ探せるし向こうから来させることもできるのだからこんなの端から勝負にはならないのよ。彼女だってできるわよ?知っていればだけれど。


鐘の音をきいた彼女が半べそかきながら元いた場所へ帰って来た。私の腕の中にいるイグハーゼを見てありえないと小さく呟いたあと悔しそうに歯を食いしばりふらふらと恨めしそうに近づいて来る。のそりのそのそ歩みでる彼女はどこかお祖母様のようなオーラを感じる。苦手だ。

「...あんたそれ..私のイグちゃん.....」


臭いものには蓋、触らぬ神に祟なし。その教訓に従うべく早足にその場を去ろうとリュゼは手短に言葉投げかける。レオはまだ帰って来てないので一時撤退しか出来ないが。

「賭けは私の勝ちということで、では」


「待ってよっ!!こんなの納得できない、...そうよ!貴方仕組んだわね!!イグハーゼが私のものじゃなくなるなんておかしいわ!そんなの私の道筋にはなかった!ふざけんな!!あの人と会うのに必須なのに貴方なんなのよ!!卑怯よ!」


ふふんっ、いいザマ

「難癖をつけるのは結構ですが、この子は貰っていきますね。何せ勝ったのは私なので。」


「...venkellnny(ヴェニケルーニャ)......返して、」

何を血迷ったのだろうか、彼女はそれを私に向け今一度乞う。自分の思ったとおりに進まないとすぐ癇癪を起こす子供のようだ。何が彼女をこんなにも動かすのだろう、このイグハーゼ?いや違うその先にもの、さっきから言ってるある人の出会い...?未来予知かしら?え、もしかして予知夢なら...まさかこの子が?


とりあえず考えるのはあとにしよう。今は対峙している彼女から目を離してはいけない。どんな魔法が来ても対応できるようにしておかなくては。

「おやおや、急に物騒なものを取り出して一体何をなさるおつもりで?今ならまだ違反にはなりません、


「ねぇ、返して。「venkellnny(ヴェニケルーニャ)

怖い、この執念はどこから来ているのだろうか。底知れない執着心に恐怖と身の危険を感じリュゼも現す。


「返してってばっ!!Wasser(ヴァサァ)!"水よ" Wasser(ヴァサァ)!!Wasser(ヴァサァ)!!!」


「...ひぇ、これは正当なる防衛行為、違反行為にはならない! | Feilconterフェイルコンター"火よ打ち消せ"うん、これ以上醜態を晒してもらっても困りますし眠って頂こうか piarêve(ピアレーヴ)"良い子の子守唄"いい夢を」


「かえ..して.....」


執念深い彼女は最後まで手を伸ばし続け静かに眠りについた。ここまで躍起になって求めているのに貰ってしまうなんて少し大人気なかったかしら?でも昔からの癖というのは改心したとてすぐに抜けるものでは無いですし?



後ろから声がして振り向くとレオが頼み事をこなして帰ってきてくれたようだ。私達と同じ魔法学園のブローチを胸につけカツカツ音を立てて髪を靡かせながら歩いてくる女性。きりりとした目元に色気を出す黒子、平均より分厚い唇に豊満な胸を惜しげも無く晒す妖艶すぎるので学園内で傍に居すぎると男子生徒と教師の禁断...な間違いが起きそうだ。私には無関係なことですけど。


レオには今地面とお友達になっている彼女を拾ってもらうためグラマラスな女性グラ女(仮)を呼びに行ってもらっていたのだ。ああいうタイプはひとつのことに執着すると周りが見えなくなるし手段も選ばないので予感が当たってよかったわ。まあ、どっちにしても違反者なので読みが外れて何も無かったとしても無駄足にはならないようになっている。ふふっ私って優しいの。

グラ女は倒れている彼女を視界に入れたあとすぐに駆け寄りテキパキ行動しはじめ軽いメディカルチェック後誰かを呼び出すため連絡を入れ始めた。がその電話が長くなかなかに終わらない。すっごーい長い。これは長丁場になりそうだ。お腹すいたのに。ぐーぐー...。これから状況説明もしないといけないとなるとこのお腹は待ってられないわ!今だって悲しくて泣いている。そんな子を放っておくなんて酷いことできませんわ!

...そんな様子を見兼ねてかどこから出てきたのかさっぱりだがホットドッグを取り出したレオが1本差し出した。舞いたくなる気持ちを抑え喜んで受け取る。むぐむぐっ うーん!美味しい。





「おいおい、あの女とんでもないな。ま、連れてきて正解だな」


「もぐっほはえひ。はふいははしっはって、もぐもぐ」


「おう、なんてことないぜ。でも俺面倒事はパスだぜ、パス。」


私も、もぐもぐごくり。

「...名前は?」


「ああ言ってないぜあくまで一般人の通報だ。」


「ならよし。あとは確認だけしないとな」


倒れた彼女を介抱して端に寄せたあとまだ連絡中の女性に近づく

「彼女は退学処分になりますよね?」


「ええ、勿論です。彼女、チェレエルーレ・ペンデュルさんは退学です。ご報告どうもありがとう。...火種のその子のこと頼みますよ、そこの魔法がお上手なピエロさん?」

おっと、これはなにかバレてる。こんな怪しいヤツに個人情報をばらすマヌケな教師は居ない。...さっさと退散しよう。ナムアミサンッッ!


リュゼは早口になりながらも退散したい意志を伝える。

「えぇ勿論です。ですので早速この子の餌を買いに行かなくてはなりません。あぁゲージもかな?なのでこの辺でお暇させていただきますね」



「ふふ、何言ってるの?君たちには聞かないといけないことがまだいっぱいあるの。餌もゲージも全部こちらで用意するなら何も問題ないでしょ?」

なんでもないただの彼女の違反行為なのに使えない自警団並に長い事情聴取なんて耐えられない。落し物ひとつ拾っただけでもあいつら長時間拘束するのよね。煩わしいったらありゃしないわ。


「先に見ていたことだけで十分でしょう。我々こんなでも忙しい身分でございましてこれにて失礼します。」


「ちょっ、君たち待ちなさい!」


逃げるが勝ちってね!駆け出しさっきとは違う種類のホットドッグを頬張っているレオに近づき腕を掴む。どれだけ食べるのかね君は...

「|chaînGiltteRestシェンギルッテレラスト"転移せよさぁ思い描く場所へ"」




「...ふぅん、そいうことしちゃうのね。」



「ねぇ貴方何処にいるの?--- あら、貴方運がいいわ。----?教えてくれた子に逃げられちゃったのよ --- うるさいわね --- 2人組の男よきっとうちの学生。------ どうかしらね?--- 頼んだわよ。」







転移魔法を使い街の1番賑わう場所、商店街へ降り立つ。すっかり日は暮れ夜の街へ姿を変える。女性の腰に手を当て歩くダンディなおじさんにしなだれるおばさん。仕事終わりに1杯引っ掛ける汗臭いおじさんと仲間たち。治安が悪くなる時間帯なので若い学生なんて人っ子一人居ない。そんなところに陽気なピエロが登場。目立つ。ただただ目立つ。



「...着替えようか」


「...だな。」



食事処に直行しようとした考えが少し甘かったようだ。取っておいた宿に行くと受付のお姉さんに笑われながらも先払いのお金を払い2階にある隣あってる部屋に案内してくれた。もう時間を過ぎてしまったが間に合えば夕食昼食朝食付きの貴族の学生に優しい宿だ。


各部屋に入る前にレオにかけた変化魔法を解く。ついで仮面屋のおじさんに貰ったメイク落としも渡しておく。これでバッチリ。

すぐ部屋に入ったあとスフィアはかけていた変化魔法も解きメイクも落とす。衣装を注意を払いながら脱ぎはじめに着ていた制服に戻る。この時間から外に出るバカは居ないだろうと踏んでの試みだ。大丈夫よ、きっと大丈夫。昼のようにはならないわ。凄まじい勢いで全てを片付け準備を済ますその姿を令嬢らしからぬ電光石火振りですねとシュティがいたなら言うだろう。空腹パワーは凄い。


あ、イグハーゼどうしようかしら。そうだこれの中に入っててもらってああしてこうしてっと、小さくなってもらってうん!これで良し!


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