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静かに教師のあとをぞろぞろついていく。げっそりげそげそ。

3分の1以下になったからなのか人集りの最前列、先程見えもしなかったオークと牽制令嬢とレオが並んでいる姿が映る。おや、やはりお家のくらいが近いと馴染みになれるのかしら?羨ましいわね。


本当に面識があるのかは置いておいて3人は和気藹々と内容は聞こえないが話していた。近づいてみよう。


「ディリア大丈夫か?」


「...ハンス、ええ平気よ。油断したわ、幻覚系統に強いと思っていたのだけれどそうでもなかったみたい。レヴィ、あなたは意外と平気そうね。」


「おい前から言ってるが女みたいに呼ぶな、それに見た目じゃわからないかもしれねぇが今も頭の中で暴れ回られてる感じなんだ。あんまり話しかけてくんな。」


「ぐはは!珍しく情けないなレヴィオくんよ。」


「...何を食らってもピンピンしてやがるゾンビ野郎と一緒にしないでくれ。」


「おいおい、俺は他よりちょっと丈夫なのが取り柄なだけだ、化け物みたいに言わないでくれ。それより、お前入学早々やらかしたそうだな?」


「何のことだよ、俺は何もやっちゃいないぜ。」


「そうかしら?耳に入ってきた噂によるとニューフェイスくんとレヴィで愛の逃避行したらしいじゃないの、その後王子様と修羅場になったって聞いているのだけど?」


「は?」


「ふふふ、隠さなくていいじゃない。そうね、もし噂が本当で顔見知りなら紹介してくれてもいいんじゃないの?」


「噂は所詮噂、やつとはただ偶然ルール破りのクリミネル女の前で鉢合わせただけだ。」


「あら残念、伝手が出来たと思ったのに残念だわ。」


「アイツに興味があるのか?...ディリアが望むなら俺が話に行こう。」


「いいえ大丈夫よ、ありがとうハンス。今はそれよりもなにかの副作用みたいに暴れ回るイタズラな子がはやく大人しくしてくれることを願うわ。」


「きっとラナ酔いだな、やはり具合が良くないのか?...全くあの教師後始末までしっかりしてくれてもいいものだと思うのだがな。非情なものだ。」


「そうねぇ、入ってすぐこうなるのがわかってたのなら癒魔法を勉強しておくべきだったわ。」


「まあ、すぐに平気になるぜこんくらい。」

顔を少しばかり顰めて励ますレオに天の神が微笑むだろう。





粒子がローブで隠れている手の周りに集まる___




長い廊下には3人の話し声と足音だけが響く。壁にかかったタペストリーが揺れ、間に歴代の卒業生の写真が並び、飾られた花の周りにピクシーが飛び回っている。敷かれた落ち着く色の絨毯が波打つように畝る。へんてこ道を長らく歩く歩く歩く、速度が落ちすっと息を吸うと空気が違うそう目的地に近づいていることに気づいた。ボロボロだった魔法も息を吹き返しイルミネーションカメレオンの名を返すことができるだろう。下り上がり落ちて走って曲がった先に一際妖精が集まる一つの扉が現れた。



「着いたわ、今日はとりあえずここで寮を選別して貰って終わりにしましょう。実力審査はまたあしたってことでいいわね?

扉は私が開けておくから1人ずつ入りなさい、あとは勝手に送ってくれるから。ほら早くしなさい!」


そう言ってグラ女が開けた扉の中にあったのははどこかへ通ずるまさにゲートだった。はじめて見るゲートに困惑し指を差し入れは戻す作業を数回行っていると急かす声が掛り、

ゆらゆらと百合色に揺らめく先の見えない入口に戸惑い無意識に1歩下がる威嚇令嬢を先頭にいるオークもどきが退け1番に入っていった。

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