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田村先生は優しく肩を抱き抱えて保健室までの道を一緒に歩いてくれた。
「〇〇ちゃん!田村先生!!」振り返るとそこにはりえちゃんがいた。
「りえちゃん、大丈夫だから教室に戻って4時間目の準備を、、」田村先生が教室に戻るように指示をすると
遮るかのように「私も一緒に行きます!」りえちゃんの意志は固いようだった。
観念したかのように「わかった。保健の佐藤先生に私から話すからりえちゃんも一緒にいてあげてね。」
少し呆れたような顔をしながらも3人で保健室に向かう事になった。
「〇〇ちゃん、大丈夫?痛くない?」りえちゃんが心配そうに私に尋ねる
さっきより落ち着いた私は「お腹が痛いけど大丈夫。」そう答えた。
保健室に着くと保健の佐藤先生が出迎えてくれた、少し安心する。