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夢で見たあの日  作者: コガネ
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私の為に父はダイニングキッチンがあるアパートで暮らそうと言ってくれた。

DK4、5畳

畳の部屋6畳のよくあるアパートだ。


私の為にわざわざ父はダイニングキッチンと畳の部屋を分けられるように作られている所を選んでくれた。


母を失った悲しみから脱出できなかった私は「お父さんと一緒に寝る!お父さんと一緒がいい!」と駄々を捏ねて

2年くらいは同じ布団で寝ていた。

小さい私はいつか来る大人になった未来なんて

とても想像することが出来ず

「お父さんと離れ離れになるなら大人になりたくない!」と毎日泣き困らせた。


そんな父は私が不安にならないようにダイニングキッチンの扉を無くし

「これでずっとお父さんと一緒だ!」と私が納得するように自信満々な表情で頭を撫でてくれた。

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