オパローグ「オパローグって何!?」
――おっぱいは好きか?
おっぱい、乳、胸、バスト、双丘、二つの山、絶壁。まぁ色んな呼び方はあるが、うまいことまとめてそれっぽい語感にした結果が『おっぱい』という名前なんだろう。最初にこの言葉発明した人は神だ。おっぱいを司る神だ。或いは巨乳の神だ。おっぱいそのものっていう可能性もあるな。
話は戻るが、キミはおっぱいが好きだろうか。『大好き!』という奴がいれば、『別に』としゃしゃいのシャイボーイな事を言う奴もいるだろう。『嫌いだ』と理解しがたい奴もいるだろう。
だが安心していい、君がなんと考えていようと、おっぱいは別に小さくなったり大きくなったりしない。今日もその服というガーディアンの下で揺れたり揺れなかったり揺れる大きさもなかったりするだけだ。
……随分と前置きが長くなってしまったな。まぁ、なんだ。オレが言いたいのはこれだ。
――オレはおっぱいを揉みたいんだ。
ということで、キミにおっぱいを揉む方法を教えてもらいたかったんだが……どうやらキミはおっぱいを揉む方法を知らないみたいだ。残念だ。
ああ、いつになったらオレはおっぱい童貞を卒業できるんだろう。童貞は卒業できなくていいからおっぱい童貞は卒業したいな。ちなみに母親のくすんだ色のおっぱいはノーカンだ。
ああ、おっぱいを揉みたいなぁ……え? どれくらいおっぱいが好きかって? オレが?
ふふん、俺を舐めるなよ。乳首は舐めろよ。
俺がどれくらいおっぱいを好きか……これを見な!
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「うるせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ――ッ!」
俺の土踏まずが彰の後頭部にヒットした。
派出に倒れる彰だが、多分大丈夫だろう。車に轢かれても生きてたし。
「な、なにすんだよ……ライタ……」
「なにすんだよじゃねえよ! 俺からしたらなにしてんだよ! いきなり同じ言葉連続で吐きまくって! 呪いか!? 嫌いな奴のおっぱいをBカップくらいにする微妙に嫌な呪いか!?」
倒れたまま呟くくらいの声量で言う彰。思いっきり頭ぶつけてたように見えたけど痛がったりする素振りはない。さすがバカだな。バカは死なないって言うもんな。よくよく考えたらこいつはアホだったな。
「で、なんでお前はそんな呪いの言葉を吐き続けてたんだ?」
「オレが呪いのおっぱいを吐き続けた理由か?」
「おっぱいを吐くの!? 口か!? 口から呪いのおっぱいが出てくるのか!?」
「――ライタ、おっぱいは好きか?」
「は?」
あまりに唐突に出された問いに、俺は鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしてしまう。
おっぱいが、好きか?
いやいやいや、そんなこと言われても……
「――す、す……」
――言えるわけがないだろ!
そう突っ込んでやりたかったのだが、なんだかそういう雰囲気じゃない気がして――
まるでシャイな男の様に、俺はこう言ってしまったのだった。
「……別に」
顔を背けながら言う俺。すると彰は「おー」という感じの反応になった。
……なに? という視線を彰に送ると、彼は満面の笑顔で……こう言ったのだった。
「なるほど、ライタはしゃしゃいのシャイボーイなんだな」
「しゃしゃいのシャイボーイってなんだぁぁぁぁぁぁ――ッッ!!」