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舘谷葵は割り切れない  作者: 渡船オト
3/11

舘谷葵はやっぱりわからない

「なあ、舘谷って結局どっちなんだ?」


別の男子にこう聞かれたことがある。俺は女子の制服に混ざる葵を横目で視認しつつ呟いた。


「俺も知らねーよ」



葵がトイレに行くのを尾けた奴がいるらしい。

でも葵はまわりの視線なんか気にせず、堂々と男女共用の、多機能トイレへ入っていったそうだ。


「え、ルー、幼馴染じゃねーの?」


「そうだけど、知らない」


女子と何かの話で盛り上がっている葵の制服姿を見てみる。



スラリと長い足。



胸も出てない。元からないのか、小さいだけなのか。



「ルー、何ジロジロ見てんの」


バレた。


「あ、いや」


「へんたーい」


葵は他の女子とクスクス笑うと、俺から視線を外した。



「でも、可愛いよな。女だったら狙うわ」


「それで男だったパターンだよな」


「うわ、しんど」


他の男子の笑い声を他所に、また葵を見てみた。


振り返った葵と目が合う。



にっこり笑って、左手の中指を立ててきた。


「ハッ」


俺は右手の親指を下に向けた。


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