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俺って、元竜王で魔王様なんだぜ!  作者: 海で籠城中の青年
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《源龍来襲3》

遅くなりました。インフルエンザで倒れておりました。

 何だマナの野郎、龍剣けつうを使ってるからか、えらく強いぞ。俺が転生する前だったら軽ーく千倍まで《思考加速》、《身体狂高》したうえで、《龍王覇気》を使って行動制限を行ってから、《空間把握》にて動きを完全把握して、尚且つ《王龍之目》で武器、防具、スキルの効果を弱めて、《王流剣術》を使用していたので完勝出来ていたのだ。

 やりすぎ?スキルの使い過ぎ?フフフ、フハハハハハッッ。何のこっちゃ。挑戦は全力で相手をしてやって当然。うむ、きっとそうだ。


 ・・・・・・・・


 それにしても、龍剣けつうに対してこの魔剣せんりんは俺が打った同族、すなわち龍を粛清、断罪をするための数少ない龍が打った滅龍の属性を持った剣である。この剣は龍属性を持つものなら装備でも有利である。そんな剣を使っているならスキルの無いことは帳消しになってもおかしくない。そんな凄い能力を秘めているのだ。


 数合打ち合っただけでも、もう技量差が分かる位俺は弱っていた。いや、弱っているのではない。ただ、勝てた頃のスキルが無くなっているからだ。ウーン、残念だが勝てるビジョンが見えない。今、浅い掠り傷を十何ヶ所も受けている。スキルは殆どないからしょうがないっちゃしょうがない、だがマイナス思考はここまでだ、スキルは獲得すれば問題はない。


 まず、《思考加速》からだ。相手の早い剣筋を追って居るうちに脳内での考えられる速度が上昇していく。そして掠り傷は受けても致命傷を受けずに、数分後には《思考加速》を手に入れた。さて、次は・・・《剣術》の進化だ。こうしていけばいつか勝てるのだ、みていろ、マナ・・・・


_____________



 何なのだ、この緑小鬼ゴブリンは、元々緑小鬼は龍種のような強者には無条件で従うし、ここまでの身体能力も思考力もないはずであるのに。

 まさしく異質でキング=ドラゴン様が生まれ変わったようであるな、本当は一撃目で殺るつもりが何にもないかのように避けられた。しかも、致命傷を負うこともなく掠り傷だけで数分間耐え忍んでいる。

 


 突然、奴の動きが変わった。この戦いの間に《思考加速》を手に入れたが如くに、だ。今までは目で追えていなかっただろう剣筋が見切ったように動き出したのだ。剣術のレベルが上がって来ていることも実感できる。くそ、このままでは負けちまう、これではキング=ドラゴン様に顔向け出来ない。かくなるうえは、


「威圧に押しつぶされうごけなくなるがよい、《龍気威圧》!!」

「それを待っていたぜ!お返しだ、《龍王威圧》!!」

「な、何ぃ!? う、ぐぅ、動けぬ。まさかこの威圧のスキル、お前はいや貴方様は・・・」

「そうだ。キング=ドラゴン様だ。久しぶりだな、マナよ。今はこんな姿だが、俺はこの国の元王様、いや龍王であるぞ。」

「いやはや、こんなお姿とはいざ知らず今までのご無礼をお許しください。」

「ふむ。許すかどうか悩むのだがお前の《龍気威圧》と同調して俺の《龍王威圧》が進化して《龍王覇気》になったから許しといてやる。ついでにこの怪我治すために回復薬か回復魔法を教えとけ。」



 まあ、偶然進化して気分も良くなったこともある。他にも《思考加速》、《空間把握》を入手し、《上級剣術》へと進化を遂げた。


これで、俺の気分よく丸く収まるかと思ったら世の中は俺様の言う通りにいかないのだ。

次回か次々回位で源龍来襲編終わらせます。先の展開にご期待してください。

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