《裁判の顛末》
遅くなりました。
さて、裁判所についた。
ここの町では、裁判を長老の家でやるみたいだ。やべーな。どうしようか。長老達からヘイトを貰っちゃってるからな。裁判長は違うみたいなのは不幸中の幸いだな。
緊張していた俺は拍子抜け、愕然、疑問、顧問,,,とんだ(笑)な顔をしてたらしい。
其の理由は裁判長が、あのディゴだったことだ。まぁ、しょうがねーよな。そら、そーよ。
(其の後でご丁重に俺に教えた奴にはお礼参り(パンチ)をしておいた。)
そんなこんなで裁判が始まった。結論から言うと勝訴だ。
何ったって裁判長が俺がキング=ドラゴンだったことを知ってるからな。
「えーー、あのゴブリンは突然突撃してきたうえに、謎の威圧を行使し、我々を大変な混乱に陥れた。よって死刑が妥当かと。所詮出自の知れぬ一ゴブリン処刑したところで何の問題もないだろう。」
「他にも被告は・・・よって死刑が適当だ。」
等々、弁護してるゴブリンやゴブリンの長老が俺のことをこき下ろす度に俺の方をちらちら、チラチラ見てきやがって。
まあ、裁判長の大いなる公平さ(忖度)で見事な勝訴だった。というわけだ。
晴れて無罪放免だったが、長老達が射殺さんばかりの勢いで睨んできた。
よしよし、今度こそ仲間探しの再開だぞと思っていると、緊急の放送が流れた。
『緊急ニュースです!!緊急ニュースです!!王都のボリンシアから八大源竜の水龍様、賢竜様がいらっしゃいます。全員正装のうえで入口に集合すること!並びに供物や献身の要求はしないとのことです。繰り返します!・・・・・』
まじか、こんな辺境にあいつらが来るとはな。まさか・・・俺が復活したことがもう王都で噂になっているんじゃないか。
ちなみに水龍はマナ=ウォーといって、八大源龍のなかでは比較的冷静沈着な奴だが、俺のこととなると、龍種が変わったように暴れだしたり、短気で狂戦士も真っ青になる勢いで物事に突っ込んでいく。俺からすると、ちょっと扱いづらいが頼りになる奴だった。
賢龍は、この前の回想のように元ジューユンの学者で、頭がよくいつも冷静で、マナと違い何があろうと動じない。そこにも出ているように、クソ度胸があり、俺の戦略に口出しもしていた(俺のことに口出しして怒りを買って死に追いやられた奴は数知れない)。まぁ、他の奴は脳筋過ぎて理解出来てない奴が大半だったことも理由だけどな。
・・・・・・・・・
そんなことを考えていたら、もう30分しかないという放送やどんどん集合してるからさっさと来いっていう放送が流れていた。
中学受験生様方お疲れ様でした。