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新境

作者: 留年回避生

軟弱者の自分を主人公に重ね合わせました。

書けば書く程自分が情けなくなります。


朝当たり前の日常で電車に乗り、電車が揺れ人波に押されている毎日。目的の駅に着き電車を降りて改札で定期を読み込まして改札をでて学校に行く。

その時だ。僕は恋をした。それはただただ一瞬だった。だがそれは確かに恋だったんだ、心を奪われた。

それは美しかった、ただ一瞬通りかかっただけなんだ、だけどその一瞬で身の毛もよだったんだ。

すると「待って」と言って手を執った。

ビックリするよね。だって当たり前のことでただの通行人にいきなり手を執られて声を掛けられたもの。

案の定相手もビックリさ、キョトンとした顔をして、こちらの目をじっと見てきた。僕は恥ずかしくなった。まるでナンパ師みたいじゃないかこんなの。容姿淡麗性格良好でもなく大人しめの自分がこんなことをしているなんて顔から火がでそうだった。

その途端挙動不審になった。

「えっと…」「あっと…」「その…」もう終わりだ。その瞬間全てを悟り自分の存在を消してしまいたくなった。

すると以外にも反応は良かった。

笑っていたんだ。「フフッ」って女みたいな声を出して。自分はその声が聞けて嬉しい反面、自分のミスが笑われたような気がしてさらに恥ずかしくなった。この間にも目と目とが合い、彼女の黒い瞳に映る自分を見て赤面していることに気づいた。手を執った右手の手汗がハンパじゃない。

自分は次に「すみません…」と言ってしまった。伝えた気持ちで謝罪の気持ちが強くなっていたのだ。女は「どうも」と言って、スタスタと事もなげな様子で歩いていった。

朝の混雑している駅の人波の中に彼女は行った。

そして駅から出る人波の中に僕は立ち尽くしていた。

自分は自転車通学なので、電車通学のおいしい所なんて知りませんが友達などから聞いて想像しました。恋愛経験零です。なので一目惚れしてみたいな~(笑)

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