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マリオンGPD 3127   作者: さからいようし
第二話 『戦女神の安息』
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マリオンGPD 人物紹介&用語集 随時更新★イラスト有り

挿絵(By みてみん)


 ●霧香=マリオン・ホワイトラブ 主人公。3127年時点で17歳。地球から60光年離れた辺境、惑星ノイタニスのアルトブランカ出身。およそ5種類の人種が入り交じった血筋だが、ホワイトラブ家には定期的に日本人の容姿を持つ子供が生まれる。霧香もそのひとりで日本名も与えられるのが伝統。ちなみに32世紀現在、成人年齢は15歳。


 ●ローマ・ロリンズ少佐 地球のカナダ出身。霧香の上司。


 ●マルコ・ランガダム大佐。ギリシア系タウ・ケティ人 霧香が所属する第六課直属のボス。


 ●フェイト・ハスラー少尉 トルコ系で本名はギュズィデ・ヤルグジュ。成人式当日に自ら改名した。霧香の同期生。


 ●ジェラルド・ガムナー(キング) 地球圏を縄張りとするマフィアのボス。


 ●シンシア・コレット バーナード星系第三惑星ジャイアントステップ出身。イギリス系。26歳だが15歳くらいに見える。インディペンデント系ネットワークプログラム制作会社のやり手プロデューサー。


 ●電脳人格 破綻した年金制度に変わって先進諸国が導入した疑似不老不死システム、いわゆるサイバースペースに生まれ変わった人間。保険会社の人格コピーで生きているあいだにコピーを取り、亡くなった時点で最新のコピーが電子的に生き返る。事実上不死だが、制度が導入された22世紀から生き残っている電脳人格はごくわずか。


 ●テラフォーミング その昔は何万年もかかると言われていたが、技術革新によっておよそ一世紀の惑星土木作業によって、岩石惑星を地球型に改造できるようになっている。惑星の軌道を変えることも可能になり、現在火星と金星は地球軌道に移動されている。ほとんどのテラフォーミング惑星が365日、一日24時間に調整可能なため、自然開拓より重宝されている。そのため天然の地球型惑星を捜す手間は省かれ、そうした惑星を発見しても、生命体の存在が確認された場合入植しない方針がとられる。


 ●国際連盟(リーグオブネイションズ) 22世紀に解散した国際連合に変わって、25世紀初頭に新たに創設された。

 

 ●銀河連合(ギャラクティックユニオンズ) 五つの宗主族の配下にある700あまりの異星人が加盟している全銀河規模の組織。GPDはこの組織によって運営されている。


 ●宗主族 銀河系に誕生した最初の知的異星人。五つの宗主族が存在しているがその正体はあまり知られていない。それぞれ「火」「水」「石」「大気」「重力」といった基本元素に基づいた生命形態だといわれている。


 ●イグナト人 傭兵を生業とする放浪種族。交渉次第でどんな組織にも雇われる。その見てくれはまさしく古典SFに登場する「トカゲ宇宙人」そのもの。


 ●リーグ人 昆虫型異星人。クラウトア宗主族配下では第1位で、銀河連合では主導的立場に就いている。第二次知性形態と呼ばれるカテゴリーに属しており、それらは地球上でも極初期に出現した昆虫、水中生物、植物といった単純な生命形態から進化した。より複雑で短命な人類やイグナト人は第三次知性形態に属している。


 ●暗黒時代 23世紀中盤から24世紀末を指す。アメリカ合衆国の一極支配の果てに地球の生態系が大々的に崩壊し、同時に世界経済も破綻、総人口の90%、およそ150億の人間が死に絶え、動植物層の85%も絶滅した。その後新しいエネルギー技術とワープ航法の発明により奇跡的に人類は持ち直し、恒星間移民が始まった。タウ・ケティ、バーナード星、αケンタウリはもっとも古い植民地で、現在はそれぞれ100~150億の人口を抱えて地球より豊かになっている。


 ●ソ連 二十四世紀ごろロシア人が作り出した新制ソビエト社会主義経済連合体。恒星間戦争で財政破綻して消滅した。地球の国のほぼすべては一度か二度滅亡しており、名前を引きついで復興したケースがほとんど。


 ●アメリカ合衆国 2474年7月4日、あとに「ビックワンディアスポラ」と呼ばれる怪現象により、一夜にして消滅した。北アメリカ大陸は現在も無人状態である。


 ●4.0(フォアポイント) 量子サーバー上に構築された仮想世界の総称。俗称であり、もとは「遠い場所(ファーポイント)」のもじり、あるいは四次元、死後の世界を喚起させる数字など諸説あり。太陽系、タウ・ケティ、バーナード、には最大の4.0が構築され、その規模は現実世界の地球数十個分に相当する。その多くは電脳化した人間の娯楽施設として発展したネットワークゲームを基にしており、火星のエターナルウォーソーシャルや地球圏のクラシックDMCなど、千年近く存続しているものもある。ちなみにたしか「ムネモシュネの娘たち」というOVAに「1.0」というのが登場したような……


 ●スターブライトラインズ 銀河連合所属惑星文明の合弁会社。自前のワープ技術を取り上げられた被支配文明の恒星間旅行のため全長50キロメートルの統制型シップが定期航路を運行している。隣接した星系を一日程度で結ぶが距離が増大するほど指数関数的に速度は上がる。同時に運賃も高価に。太陽系からタウ・ケティ(11光年)までの運賃は500クレジット(約8万円)。しかし230光年離れたアンタレスは100万クレジット。一万光年ほどだと大国の年間予算なみになる。文明ごとの経済格差に見合ったシステムではある。


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