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ハコニワ学園  作者: 織沙
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兎を得て罠を忘れる

俺は稲荷 社(いなり やしろ)

この場を借りて俺の昔話をしたいと思う。


俺が憧れてたのは学園のアイドルこと野原 兎紀(のはら とき)

容姿端麗、成績優秀、まさにアイドルと称されるに相応しい存在だ。

アイドルはやっぱりモテるもんで、俺にはライバルが山程いる。

だから友達の海狸 瑠璃(かいり るり)に助けを求めたんだ。



「るりー、どうやったらアイツの気を引けるんだ?」

放課後の教室で2人で机を向かい合わせながら問う。

ちょっと唐突すぎたかも。

「どうやってって言われても…」

持っていたシャーペンの動きを止めて俺に目を向ける。

表情が若干暗い気がするけど気のせいだよな?

「プレゼントとかか⁈」

思いついたものを適当にあげてみる。

プレゼントなら貰って嫌な奴なんていないはずだし、結構いい案かも。

「いきなり貰っても怪しいだけだよ」

「んんんー」

なかなか難しいもんだ。

いきなり告ってももフられるだけだしどうすりゃいいんだ?

「いきなり馴れ馴れしいのもアレだから友達から始めれば?」

友達からっつったら相当道のりが遠くないか?

でも、瑠璃が言うなら間違いないか。

「うっし、それでやってみる」

新たな決意を胸に椅子から立ち上がる。

目指すはリア充!

手始めにまずは友達に!

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