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この街の話  作者: KiNi
5/6

危険な感じ

ここは森林

静かな場所


今の時を除いて


未来を変えようと

進み始めた道

覚悟は決まった


椎名「椎名菜美参戦します!」


相馬「いい覚悟だ」

小笠原「その言葉待ってたよ~」

宮神「頑張りましょ!」

河原「私、まだ何もしてな~い!!」


椎名は左から斧を振り切る

木は二つに裂ける

宮神「椎名さん後ろです!」

振り返る勢いで加速

横から振り切り、なぎ倒す


宮神「そのままだと挟まれます!!」

2体の木が椎名を狙う

同時に倒すのは出来ない状況


焦りと混乱が襲う

やはり敵わなかった相手だったのかと


宮神「右をお願いします!私が左を倒します!」

宮神はバイクに手をあて

錬金

バイクは弓に変化


弦を引き 放つ

1本の矢が2本へ

2本の矢は4本へ 増える

そして貫いた


その威力

木がえぐれていた


椎名「すごい力・・・」

  「助かりました!ありがとうございます!!」


それを見ていた彼女


河原「そろそろ私も行こうかな~」

その一言を発し 何か唱え始めた


風が変わる


そして

指を鳴らす


河原「今日は特別サービスしてあげる」

光が集まる

そこの中から出てきたのは


水神竜 みずち


河原「ミズッチィ~・・・やれ。」


蛟から出る霧

惹かれる香りがする

木々が霧の方へ動き出す


霧に呑まれた後、様子が変わった

動きが止まり枯れ始めている


毒霧


それが正体


辺りには、もう憑依した木々はない


相馬「あとはアンタだけだ。どうする?」

  「ここで終わらせるか?それとも逃げるか?」

  「逃がさないけどね」


田桐「・・・フッ」

不気味にニヤける


何かある

そこにいる皆が思った

三鬼秦の一人 

実力はトップクラス

何をするかは予測ができない状態


田桐は地面に手を当て何か唱えた

地面は揺れ始め

岩の手が出てきた


ゴーレム


威圧感


それは皆を圧倒していた


相馬「これは、やばいね」

  「さすがに岩は切れない・・刀が折れる!」

  「ジュンちゃん!何とかして!!」


小笠原「そんな都合のいい魔法なんてないよ!!」


誰もが打つ手がない状況

考え付くが試すだけ無駄

逆に危険を招いてしまう


相馬「どうする・・・」


緊迫した時間だけが動いていた


椎名「私が行きます!!!」

そう言った瞬間

ゴーレムに斬りかかる


相馬「やめろ!!」


振り下ろされた斧

一撃で斧が砕けた


ゴーレムは椎名を正面から殴る

椎名「う!!!」

椎名はフッ飛ばされた


宮神「椎名さん!!!大丈夫ですか!!?」


意識はあるが

骨が数本折れた


小笠原「これは、ヘタに手を出せば全滅する」

   「どうする・・・」


絶体絶命


?「切れないなら砕くまで。」

その一言に

振り返る


全員「マスター!!!」


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