BARに来店
カランコロン♪
ドアを開ける音
大人の雰囲気が椎名の緊張を加速させていた
相馬「お♪皆居るね~」
そこにはバーテン、泣いてる人、それを慰める人、気にせず飲んでいる人が居た
よくある光景
または、ドラマでよく見る光景
椎名「あの…この方達は?」
相馬「俺の仲間だよ」
椎名「仲間?」
椎名は状況把握に時間をかけたかった
相馬「したら紹介するわ」
「俺のことは分かってると思うけど、一応。」
「俺は相馬明、相馬家の当主やってるよ」
「それからカウンターに居るのがここのマスターの東城真さん」
東城「ども...」
相馬「その前でフラれて泣いているのが河原香織」
河原「フラれてないもん!!ちょっと距離おきたいって言われただけだもん…」
相馬「終わったな…」
また泣き始めた
相馬「それから隣で慰めてるのが小笠原純平」
小笠原「ジュンちゃんって呼んでね~」
相馬「最後にその隣のメガネかけている奴が宮神夢菜」
宮神「初めまして♪」
椎名「は、初めまして!!」
宮神「緊張しているんですか?」
「もっとリラックスしてください♪」
椎名「は、はい!!」
全員の紹介を終わらせ
椅子に座らせた
相馬「ちなみにここにいる奴らは皆、能力者だから」
椎名は驚いていた
それと何故自分がここに連れてこられたのか どうして紹介されたのか
混乱の渦のなかにいた
東城「相馬君その子は・・・?まさか相馬君のアレか・・・」
ニヤって聞いてきた
ちょっとイラッとくる
椎名「わ、私は緑南高校3年 椎名菜美です!!・・・えっと・・あと・・」
「ス、スリーサイズは!」
宮神「そこ言わなくても大丈夫ですよ!!」
焦りながら言った
相馬「それでちょっと皆に頼みがある。」
それからは 最初に椎名に襲われた話、今椎名家の状況 の話を始めた
相馬「っと言う訳なんだけど、ちょっと協力してくれない?」
椎名はどんな展開で話が進んでるか理解が出来なかった
宮神「菜美ちゃんがかわいそうです!!許せないですね!!」
小笠原「しょうがないな~菜美ちゃんかわいいからいいよ♪」
「若いし♪」
河原を横目でチラ見
河原「なに!!?」
河原「男の子紹介してくれるならいいよ!!若い子紹介して~」
相馬「河原は言いたくないけど、すぐ彼氏出来るよ…3日もたないけど…」
ニヤってしてしまう
椎名「3日?」
見る目が少し変化した
河原「菜美ちゃんは気にしないで!!!そんな目で見ないで~」 泣いた
相馬「マスターはどうします?」
東城「店あるから休みの日にしてくれるならok …だ」
相馬「皆ありがと」
椎名の疑問は頂点に到達
思わず声に出た
椎名「どう言う事ですか?」
相馬「皆、菜美ちゃんを助けてあげるって事」
みんなの視線が椎名に集まる
その、目は希望に見えていた
ただ、一人河原はまだ涙目のまま
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