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この街の話  作者: KiNi
3/6

BARに来店

カランコロン♪

ドアを開ける音


大人の雰囲気が椎名の緊張を加速させていた


相馬「お♪皆居るね~」

そこにはバーテン、泣いてる人、それを慰める人、気にせず飲んでいる人が居た


よくある光景

または、ドラマでよく見る光景


椎名「あの…この方達は?」


相馬「俺の仲間だよ」


椎名「仲間?」


椎名は状況把握に時間をかけたかった


相馬「したら紹介するわ」

「俺のことは分かってると思うけど、一応。」

  「俺は相馬明、相馬家の当主やってるよ」


  「それからカウンターに居るのがここのマスターの東城真さん」

東城「ども...」


相馬「その前でフラれて泣いているのが河原香織」

河原「フラれてないもん!!ちょっと距離おきたいって言われただけだもん…」

相馬「終わったな…」

また泣き始めた


相馬「それから隣で慰めてるのが小笠原純平」

小笠原「ジュンちゃんって呼んでね~」


相馬「最後にその隣のメガネかけている奴が宮神夢菜」

宮神「初めまして♪」

椎名「は、初めまして!!」

宮神「緊張しているんですか?」

  「もっとリラックスしてください♪」

椎名「は、はい!!」


全員の紹介を終わらせ

椅子に座らせた


相馬「ちなみにここにいる奴らは皆、能力者だから」


椎名は驚いていた

それと何故自分がここに連れてこられたのか どうして紹介されたのか

混乱の渦のなかにいた


東城「相馬君その子は・・・?まさか相馬君のアレか・・・」

ニヤって聞いてきた

ちょっとイラッとくる


椎名「わ、私は緑南高校3年 椎名菜美です!!・・・えっと・・あと・・」

  「ス、スリーサイズは!」

宮神「そこ言わなくても大丈夫ですよ!!」

焦りながら言った


相馬「それでちょっと皆に頼みがある。」

それからは 最初に椎名に襲われた話、今椎名家の状況 の話を始めた


相馬「っと言う訳なんだけど、ちょっと協力してくれない?」


椎名はどんな展開で話が進んでるか理解が出来なかった


宮神「菜美ちゃんがかわいそうです!!許せないですね!!」


小笠原「しょうがないな~菜美ちゃんかわいいからいいよ♪」

   「若いし♪」

河原を横目でチラ見

河原「なに!!?」


河原「男の子紹介してくれるならいいよ!!若い子紹介して~」

相馬「河原は言いたくないけど、すぐ彼氏出来るよ…3日もたないけど…」

ニヤってしてしまう


椎名「3日?」

見る目が少し変化した

河原「菜美ちゃんは気にしないで!!!そんな目で見ないで~」 泣いた


相馬「マスターはどうします?」


東城「店あるから休みの日にしてくれるならok …だ」


相馬「皆ありがと」


椎名の疑問は頂点に到達

思わず声に出た

椎名「どう言う事ですか?」



相馬「皆、菜美ちゃんを助けてあげるって事」


みんなの視線が椎名に集まる

その、目は希望に見えていた

ただ、一人河原はまだ涙目のまま


次の話へ


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