~唐突彼女~
人物・出来事はすべてフィクションです。実際にあったことではありませんので、ご注意ください。
目をつぶれば、わかる。
貴方の声だって――。
ほんの数秒、あなたの声を聞かせてほしい。もっと、その声で私を呼んで。
早く、この悪夢から連れ出して。
毎日見る夢。
それは、真っ暗で、静かで、いやな感じ。それに、生臭いような、ちょっとリアルな感じもして、吐き気がする。
私の苦手とする場所。
閉所恐怖症ということもあり、この手の夢は苦手。むしろ大嫌い。
そんな私にとって、この夢は悪夢以外の何者でもない。
誰かの声で、目覚めるときがあるなら、早く私を、この悪夢から連れ出してほしい。
そう思い、早一年が経った今日。不思議な感覚になった。
透き通るような、鼓膜に響き渡る、その声。安心するような、何か、ほっとするような、そんな感じに出会った。
彼、杉崎龍神だ。
彼は、私と同じクラスの人で、かなり子供っぽい。けれど、頭はよく、スポーツもできる。されに、彼の声は、誰もがキュンとするような、甘くて、安心する、かわいらしい声だった。
一見、ショタな感じの外見に、ショタのような声。もはや彼のすべてがショタといってもいいほど、彼はかわいらしかった。
私とは真逆。
私、羽村妃は、元気で、閉所恐怖症で、頭も中の下。スポーツはそこそこだが、身長は小さいくせに体重がある。外見も悪い。ちなみに、趣味とかいってる絵も、実際そこまでうまくない。
そんな私からみた、杉崎は、輝いて見えた。
けれども、私が一番気になったのが、彼の声だった。
彼よりも、彼の声に惹かれた。
あの声なら、私を悪夢から助けれくれる、そう思った。だが、私の想像とは裏腹に、彼の態度は違った。
「は? 悪夢から連れ出して? 助けて?」
「はい! 私、毎晩悪夢にうなされて、ここ一年、ちゃんと眠れないんです!」
「そんなの知るか。他のやつに頼んでくれ」
「だ、だめなんです!」
私は上履きに履き替え、校庭に出ようとする杉崎の腕にしがみついた。
「す、杉崎くんじゃないとだめなの!」
私は彼をじっと見つめた。
「わ、わかったよ」
彼はため息をすると、とりあえず手を離してくれ、というので、我にかえり手を話した。
「んで、何すればいいの?」
彼はちょっと気だるそうにいった。
「私と、一週間寝て!!」
「はぁ!?」
えっと、なんとなくかいたものですwすいません;;;楽しく読んでもらえれば、いいなと思っています。ドキドキしながらも・・・ですねw
ここまで、読んでくださり、ありがとうございました!