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東方~青狼伝~  作者: 白夜
花映塚編
84/112

花映塚~Prologue~


──幻想郷が、蘇生した。


──色鮮やかな花達と、それに浮かれる妖精や人間達。


──その花に込められたモノに気づく者は、はたして何人いるのだろう?




 



 夏にあった永夜異変が終わり、秋と冬を越えて、幻想郷は春を迎えようとしていた。

 積もった雪は温かくなってきた気温のおかげで徐々に溶け始め、朝晩こそ冷えるものの、昼間はそこまで厚着をせずともマシになってきた。


 そんな中、幻想郷では少しずつある異変が進行していた。


 そして、ついに博麗の巫女である博麗霊夢は異変に気がついた。


 桜、向日葵、野菊、桔梗……。


 まだ春を迎えたばかりだというのに、幻想郷にはあらゆる季節の花が咲き乱れていたのだ。

 妖精や里の人間達は、思わぬ自然の贈り物だと、その光景に浮かれていた。

 だが、明らかに異常な光景に霊夢は慌てて異変解決の為に準備を始めた。



「こんなに判りやすい異変なら、早く解決しないといけないわね」



 霊夢は札を袖の中に仕込むと、縁側で桜を見ていた桜花のもとへと急ぎ足で駆け付けた。桜花は桜を見ながら視線だけを霊夢へと向ける。



「あら、霊夢。そんなに慌ててどうしたの?」


「どうしたも何も、おかしいでしょ、この花の咲き方。これは異変よ!!」


「そぅ、なら解決に行くといいわ。私は今回はついて行かないから、頑張ってね」


「え?……あ、うん。わかったわ」



 霊夢は桜花の普段と変わらぬのんびりとした態度を疑問に思うが、桜花にも何か理由があるのだろうと思い、深く追求しないまま神社を飛び出していった。






「自然の力には勝てない。所詮、人間も妖怪も自然の一部にすぎないのだから……」



 桜花は縁側から立ち上がると、桜が舞う空へと視線を向ける。

 そんな彼女の隣にいつの間にか彩花が現れた。



「行きましょう、懐かしい顔に会いに……ね」



 冬を越え、蘇生した幻想郷の空へと、桜花と彩花は舞い上がった。





◇◇◇◇◇◇



東方花映塚~Fantasmagoria of Flower view~



『キャラクター選択』


・楽園の素敵な神様

「鈴音桜花」


挿絵(By みてみん)



『基本性能』


「移動速度」

★★★


「チャージ速度」

★★★★


「低速移動速度」

★★


「吸霊有効範囲」

・円形(特大)


「特技」

・霊に触れてもダメージにならず、逆に撃破する。


「チャージショット」

・彩花を召喚して一定時間同時に攻撃する。


「EX攻撃」

・桜花専用アミュレット



『備考』

 異変の解決には向かわず、何者かに会う為に神社を出発した。

 この異変が自然に発生し、時間経過で勝手に解決すると知っているので特に焦る事もなく、ついでに楽しんでいたりする。






 少女祈祷中……





 珍しくイラストを描いてみました。しかも編集していない原画を載せたのは久しぶりですね( ̄∀ ̄)



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