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東方~青狼伝~  作者: 白夜
萃夢想編
61/112

萃夢想Prologue


今回から原作に戻ります。



 


 長かった冬も終わり、極端に短かった春も終わりを迎え、夏の気配が強まりつつあった。


 そんな中でも、幻想郷では花見が続いていた。


 そのお花見は幻想郷の少女を集めるだけではなかった。


 数日おきに繰り返される宴会。それと同時に幻想郷全土にゆっくりと──しかし、確実に妖気が満ちてきていた。


 宴会が行われる度に増していく妖気。しかし、まだ何も起きてはいない。


 そんな幻想郷の様子に違和感を覚えた数人の少女達が調査を始めた。


 次の宴会まで、あと───3日。







◇◇◇◇◇




「おかしい…」


 博麗神社の縁側で博麗の巫女──博麗霊夢は考えていた。


「いくらなんでもこんなに宴会ばかりで誰も不思議に思わないなんて……」


 最後に宴会が開かれたのは二日前。その五日前にも、そして、その更に四日前にも宴会は開かれている。

 流石にこれだけ短い間隔で宴会が行われれば何かあるのでは、と気づく者がいてもおかしくなかった。


「どうして誰も気付かないのかしら…。しかも、この妖気…」


 まるで霧だ、と霊夢は思った。あやふやで、薄く広く、幻想郷に広がっている妖気。今は何も起きていないが、これが原因で何か起こらないとも限らない。


「こうしちゃいられないわ…」


 霊夢は立ち上がると、お札とお祓い棒を手に取る。


「まずは──紅魔館かしらね。霧といえばあいつらだし…」


 そう呟きつつ、霊夢は空へと飛び上がると、一直線に霧の湖の方へと消えていった。




 そして、そんな霊夢を見送る影が一つ。


「……思ったよりも早かったわね」


 いつも何時とて青い服を着た桜花は、既に見えなくなった霊夢の方を見ながら呟いた。

 桜花はこの異変に最初から気付いていたのだが、あえて何も言わなかった。

 と、いうのも、この異変は実際に幻想郷をどうこうしようという目的ではないからである。


 原因は一人の酒と宴会好きな少女が始めた事であり、桜花がどうこう言う事もないと判断したから、というのもある。


「はてさて、霊夢は彼女を見つける事ができるかしら?」


 神社の縁側で、桜花はクスクスと笑うのだった。


 





◇◇◇◇


東方萃夢想~Immaterial and missng Power~



『主人公を選択するのこと』


『青き神獣』

鈴音桜花~Ouka Suzune~


『弾幕』


・妖力弾(弱)

 威力は小さいがスピードが速く、真っ直ぐ飛ぶ弾幕。


・妖力弾(大)

 相手に触れると爆発する弾幕を放つ。威力は大きいが、弾速が遅い。


・ホーミングアミュレット

 相手をある程度追尾する弾幕を放つ。高低差に強く、真上にも飛ばせる。



『技』


・爪撃三連

 爪で斬りつける近距離技。追加で三回まで斬りつける。隙が小さくて使いやすい。


・瞬速の舞

 相手に突進しつつ回転蹴りを放つ。移動中はグレイズ判定あり。


・月影

 空中専用技。空中から高速で落下して地面を殴り、衝撃破を左右に飛ばす。


・拒絶の壁

 カウンター技。結界を張り、相手の近接攻撃を受け止め、即座に投げ飛ばす。弾幕はそのまま相手に跳ね返す。



『スペルカード』


・壱符

神霊「夢想封印・青」

 言わずと知れた桜花が使う夢想封印。青い五つの光弾が相手へと向かい、触れると爆発する。


・弐符

神霊「夢想封印・爪」

 爪に夢想封印を纏わせて振り抜くスペル。巨大な五つの斬撃が相手へと飛ぶ。振り抜く爪にも攻撃判定がある。




 少女祈祷中…





 黄昏フロンティアさんの描くキャラクターの絵は綺麗ですよね。憧れます。



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