新たな…異変?
オリジナルの異変だよ!!
~注意~
今回の異変は、作者の妄想により、ラストステージ以外の内容がとんでもない事になっております。
原作をこよなく愛する方々は注意してください。
春雪異変から一ヶ月。
特に特別な事があったわけでもなく、幻想郷はいつもの様に平和だが騒がしい日々を送っていた。
~博麗神社~
‐霊夢Side‐
「霊夢、あなた全然修行とかしないけど……大丈夫なの?」
いつものように神社の境内の掃除をしていた私に、桜花はそんな言葉をかけてきた。
「修行なんか私の柄じゃないわよ。だいたい、今のところ別に困ってるわけじゃないし…」
「そう…」
桜花はそれだけ言うと自分の部屋に戻っていった。
何故、彼女があんな質問をしてきたのか…私は少し考えてみたが、別にどうでもいいと思い、再び掃除に専念する事にした。
そんな私にとっては別に気にならないような普通の朝を迎えた一日は、昼食後に大きく変わる事になる…。
「さて…」
境内の掃除を終え、私はいつものようにお茶を飲みながらぼー、としていた。
「…そろそろお昼よね」
立ち上がり、ぐっと背伸びをする。パキパキと背骨が鳴るのを心地良く感じながら神社の中に入ると、
冷蔵庫を開けて料理の材料を確認する。
「…む?」
材料が一人分しかない。
私だけなら別に気にしないのだが、今は桜花もこの神社に住んでいる。妖怪である彼女なら別に食べなくても平気だろうが…。生活費をいただいている立場としてはそれなりに恩を返さなければならない。
「…仕方ない。面倒だけど、買いに行くしかないわね」
私は冷蔵庫を閉めると神社の正面に置いてある賽銭箱へと向かう。
この賽銭箱は博麗神社の生命線にして家宝である。
最近は桜花が道を整備したり、桜花が里に宣伝をしたりしたおかげで参拝客も来るようになった。
…ん?
桜花しか働いていないような……。
…はっ!?ま、まさか、神社に参拝しにくる人達が私に複雑な感情を込めた目で見てくるのは、これが原因!?
…ま、まさかね?
何やら浮かんできた考えを道端に捨てる勢いで放棄していると、神社の正面に到着した。
「さ~て、今日はいくら入っているかし……ら?」
正直…目を疑った。
私の視線の先にある筈の賽銭箱が……なくなっていた。
「…は?」
…え?
…ナニコレ。
私の賽銭箱が…ない?
私のお金が……ヌスマレタ?
「……な、ななな……」
一瞬、目の前が真っ白になりそうだった。
買い物の資金であるお賽銭を取りに来たら…賽銭箱ごと盗まれた……?
「…わ、私の賽銭箱がぁぁぁぁああああ!?」
思わず絶叫した私はすぐに神社の中に戻ると、お札とお祓い棒を手に取り、人生で最速と呼べるスピードで空へと舞い上がった。
その時の衝撃で空を飛んでいた鳥の妖怪達が蹴散らされ、鮮血が舞う。
血を浴びて服が汚れてしまったが、そんな事どうでもいい!!
「誰だぁぁ!!私の賽銭箱を盗んだのはぁぁ!!」
私は勘を頼りに真っすぐに霧の湖へと向かった。
この私を本気で怒らせた事、後悔するがいい!!
オリジナルシナリオ
~賽銭箱事変~
・キャラを選択してください。
「博麗霊夢(鬼巫女)」
・攻撃力 測定不能
・攻撃範囲 視界全て
・移動速度 測定不能
『スペルカード』
・必然「キングクリムゾン」
・煉獄「アマテラス」
・魔神「死狂い」
・絶望「鮮血の結末」
・永遠「レクイエム」
『特徴』
・当たり判定が無いに等しい。
・戦闘開始直後に必ず「キングクリムゾン」が発動する。
『説明』
博麗神社の家宝兼、生命線である賽銭箱を盗まれた事による怒りでダークサイドに堕ちた霊夢の成れの果て。
賽銭箱を盗んだ犯人を探して幻想郷を飛び回ることになる。
本人にはしっかりと意識はあるが、大半が怒りで我を忘れている状態なので、普段の彼女とは思えない言動や行動をする場合がある。
並の妖怪では手も足もでないほどの力を発揮しているが、これで真面目に修行をしていたら本当に手がつけられなかった可能性がある。
鬼巫女祈祷中……
合宿が終わった…ふはははぁぁ!!
自由になった私は止められない!!
ずっと私のターン!!
…おや、隣の部屋の人じゃないか。え?うるさい?…ご、ごめんなさい(汗)