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消えた歌、響く声  作者: セバスチャン
再生の予兆
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偽光への拒絶

彼はフリーランスのイラストレーターとして、黙々と絵を描く日々を送っている。


クライアントとのやり取りはメールやチャットのみ。人と関わらない仕事を選んだのは、過去の裏切りが原因だった。


20代の頃、親友に仕事を持ち逃げされ、30代では信頼していたクライアントに支払いを踏み倒された。


幾度もの裏切りを経て、彼は人間不信に陥り、他人との関わりを一切断ち、孤独な生活を続けていた。


唯一の癒しは、夜に古いアニメを観ること。それ以外に、心を開く術を知らなかった。


デスクに向かいながら、彼は再びスマホの「StarLive」アイコンを見つめた。


青い星が妙に眩しく、苛立ちが募る。


「配信アプリか…。どうせ偽物の笑顔で、他人に媚びる連中が集まる場所だろ」


彼は心の中で毒づいた。SNSや配信アプリは「偽りの繋がり」の象徴だった。


過去に、知人が「配信で有名になる!」と大金を投じたが、視聴者に騙され、破産した姿を見ていた。


人間の裏側を見てきた彼にとって、こんなアプリは信用できないものにしか映らなかった。


「俺には関係ない。さっさと消そう」


そう決意したものの、納期に追われる仕事に没頭し、結局アプリはそのまま残った。


#人間不信の深淵 #孤独なイラストレーター #裏切りの代償 #人間不信 #配信アプリに背を向けた男 #信じることを諦めた男 #過去に囚われた孤独 #癒しは夜のアニメだけ #絆を恐れる心 #偽りの星に抗う者 #孤独の果て #偽りの繋がり #過去の傷跡


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