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消えた歌、響く声  作者: セバスチャン
砂漠に降るは一雫のラブソング
13/68

誕生日に落ちた一滴の歌声

ミィコが歌い終えると、彼女は息を整えながら笑顔で言った。

「セバスさん、誕生日プレゼント、どうだったかな?ねえ、オマケでもう一曲、どう?」


思わずセバスは笑ってしまい、コメント欄に書き込んだ。

「もういいわ!w」


視聴者たちの反応がすぐに返ってくる。

「セバスさん、笑ったw」

「ミィコ、頑張りすぎ!」


画面の向こうにある空気が、なぜかあたたかく感じられた。

セバスは静かに目を閉じ、ミィコの歌声を思い出した。


――この心の砂漠に落ちた一滴は、すぐに乾いてしまうかもしれない。

それでも。

孤独な誕生日の夜に、彼女の歌と視聴者たちの言葉が、確かに小さな光を灯した。



#誕生日配信 #初見コメント #セバスの夜 #ミィコの歌声 #小さな奇跡 #心の砂漠に一滴 #笑った瞬間 #配信の魔法 #リスナーと繋がる #灯った光


【あとがき & 次回のお知らせ】

心のどこかで誰かの言葉や声を待っている夜。

セバスにとって、あの誕生日の歌声は、そんな夜に静かに落ちた一滴の恵みでした。


さて、次のお話は——

あの日、彼を迎えた側の視点へと切り替わります。

ミィコがセバスと出会った「その後」に何を感じたのか。

彼女がどんな想いで配信ボタンを押していたのか。

その小さな胸の内に迫る、少し照れくさくて、ちょっと温かい物語です。


次回更新は【5月8日】予定。どうぞお楽しみに。


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