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君がわたしにくれたもの  作者: 雨世界
飛鳥 あすか ただ、まっすぐに生きる。
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 明日香と梓が神社の境内を出ると、鳥居のところに匠と、それから茜がいた。

 茜はこのとき、きちんといつもの茜に戻っていた。

 明日香が茜のところに駆け寄って行くと、茜は明日香に「ごめん。ちょっとだけ油断してた」と言って明日香にあやまった。

 明日香は茜に「別にいいよ。それよりも、もう大丈夫なの?」と言った。

 すると茜は「大丈夫」と言ってにっこりと明日香に笑って見せた。

「だから任せておけって言っただろ」と茜の隣にいる匠が笑顔で言った。

 そんな匠の肩に、茜が軽くパンチをした。

 それから匠は「で、このあとどうする? ご飯でも食べに行く?」とみんなに聞いた。せっかくだから明日香と匠のバイトをしているレストランが見たいという梓の意見を取り入れて、四人は明日香と匠のバイト先のレストランで食事をすることになった。

 それから少し徒歩と電車で移動をして、四人はバイト先のレストランに到着した。

 レストランはなかなか混んでいた。

 店長が接客に出ていて、明日香と匠を見て、にっこりと笑うと、空いた席を見つけて、すぐに四人をお店の中に入れてくれた。

「店長、すみません」と明日香が言うと、「別にいいよ。二人とも、いつも頑張ってくれているからね」と店長は笑って言った。

 料理の注文をすると、近くの席に北高の友人の姿を見つけたので、明日香と茜は一緒にそっちのテーブルに少しだけ移動した。

 二人が席に戻ってくると梓と匠はとても仲よさそうに話をしていた。あったばかりの二人なのだけど、なんだか昔っからの親友同士みたいに見えた。

 男の子ってこんな風に、すぐに誰かと仲良くなれるものなのかな? と明日香は少しだけ疑問に思った。

 それから四人はドリンバーのコーナーに行って、それぞれ飲み物を持ってテーブルに戻ってきた。飲み物は匠がアイスコーヒー、梓がホットコーヒー、茜がオレンジジュース、そして明日香はメロンソーダにした。

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