サブカルのクレカ規制はラノベ界に波及するか
アダルトビデオサイトから始まったクレジットカード決済停止がサブカルにも及んできた。
DLsite(ニュースで初めて存在を知った)とかニコニコ動画とかDMMなど、アダルトコンテンツやアダルト寄りだったり暴力的なコンテンツを持っているとされるサービスや物販でVISA、マスターカード、アメックス、ダイナースなどの国際ブランドのクレジットカードが使えなくなっている。paypayなどのコード決済やプリペイドカードを経由しての支払いは可能なようだ。
もともと、海外のアダルトコンテンツや(怪しい)物品の個人輸入はVISAかマスターカードで決済するのが定番だった。アメックスやダイナース、JCBはマイナーなためほぼ利用できなかった。
アメリカでアダルトビデオサイトPornhubが実在13歳のポルノを配信した関係でVISAも訴えられて敗訴したのが2022年7月、その前から始まっていたアダルトコンテンツ配給会社のクレカ規制が一気に進行した。これが「コンテンツ供給を制御できない」プラットフォーマーが国際ブランドから切られる動きにつながったとされる。
ただし、必ずしもアダルトコンテンツだけが問題になっている訳ではないようで、日本の法律では問題ないとされる表現(実在していない2Dキャラ)でもVISAなどからは問題視されるケースが多々あるようだ。
アメリカなどにおいて、日本のアダルトコンテンツはロリコン層に人気だ、とは以前から言われていた。これが萌え絵(目が大きく頭が大きい、ネオテニーな体型)も同じ扱いにされているのかもしれない。
ここで気にかかるのが、ラノベ表紙の萌え絵の多さ、である。萌え絵自体は(主に少女)マンガ表現の進化形だが、萌え絵でなければラノベじに非ず、という風潮は(これもテンプレとはいえ)怖い。
この先、萌え絵規制が日本国内でされることは考えられないが、日本製アニメを含め海外で規制される動きが出れはアマゾンが売らなくなる、なんてことがあり得るかもしれない。
いや、いくら何でもないと思うけど。多分。