表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/14

ファンタジー 「猫側」

『目が見えない』


にゃーにゃーと鳴く自分を

母は見捨てたのだろうか?



そうだ、兄弟姉妹の中で

自分は、小さかった

同じように舐めてもらっていても

自分の目脂だけ、取れなかったようだ


なので、置いて行かれた


それから…



にゃーにゃーと

鳴くだけしかできないので、鳴いていたら

人の子どもが、


「あ、子猫だ」

と、触る

「やめなよ、ダメだよ」

と、声が聞こえる


理解はできないけれど

ひとりの子どもに

抱っこして連れて行かれる


そして、

その子は、小学校の校門で

叱られ、

「猫は…」

猫は、小学校に入れるわけにはいかなかったのだろう


小学生の子は、仕方なく

門の外に自分を置いて

去るしかなかった



小学校の校門の前で鳴く、自分の元に駆け寄って来た人がいた


そして、その人は

自分を抱っこして

自転車に乗せて


しばらく漕いだ後、辺りを見回して

置いて行く



不安で鳴く

鳴くしかできない





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ