【雨にうたれた竜】
こんにちわ!有馬波璃海ありまはるかです!
(。-人-。)(。-人-。)
この物語は、日本の万の神が住む森を舞台に、一人の少女が、森に住む不思議な少年と出会い、冒険し成長していく物語です。是非、ご覧ください
有馬波瑠海の作品一覧
◯長編小説◯
【時雨の里】(連載中)
https://ncode.syosetu.com/n5101gr/
◯短編小説◯
【セキセイインコの俺様の最大のライバルはスズメ】
https://ncode.syosetu.com/n2257gs/
【おいらはスズメ。えっ名前?そんなのないない。】
https://ncode.syosetu.com/n1223gs/
【家の中の猟犬】
https://ncode.syosetu.com/n1830gs/
私は、どんどん空から森へと落ちていく。もう、ダメだ。そう思った。その時、さらに落雷が襲いかかる。死んでしまう。そう思った。しかし、その雷が私に落ちることはなかった。なぜなら、その雷に打たれながら身をていして琥珀が私を守ったのだ。
【七世】
「琥珀ーーーーーー!!!!!」
琥珀は、人間の姿に戻り、力なく私と一緒にどんどん真下に広がる森へと落ちて行く。
【七世】
「琥珀!!!!!死んではダメー!!!!琥珀ーーーーーー!!!!!」
手が伸びる。人の手だ。手を伸ばしてきた少年は、ボロボロになりながらも力私の手を引き、抱き寄せる。そして、地面すれすれで、ゆっくりと速度を落として地面に着地した。しかし、その少年は、地面に着地すると安心してしまったのか、そのまま倒れてしまう。
【七世】
「琥珀!琥珀!しっかりしてー!!!琥珀!琥珀!!!ごめんなさい。私が、しっかり捕まっていなかったから。ごめんなさい。本当にごめんなさい。」
琥珀は、体中傷だらけで目をつむったまま、動こうとしない。
「どうしよう。このままでは、時雨。死んでしまうかも知れない!どうしたら、いいの!!!!」
私が辺りを見渡すと、そこには人一人がやっと通れそうな小さなお社があった。
【七世】
「ここは、神の森。誰かが、中にいるかもしれない。時雨!待ってて。私、必ず、戻って来るから!!」
私は、琥珀を雨に打たれないよう、社の隣にあった小さい洞窟へと運んだ。琥珀の手を握ると琥珀の手はとても冷たく、私をひどく不安にさせた。
何か、体を暖められるものがあればいいけれど、そんな物は近くには見当たらなかった。
近くにあるものと言えば、お社だけ。
【七世】
「ここは、神の森。誰かが、お社の中にいるかもしれない。琥珀!待ってて。私、必ず、戻って来るから!!」
私は、琥珀を洞窟に残して、お社に向かう。
【七世】
「誰かー!!誰かいませんか!!!!!、、、、。お願い誰か!!!琥珀が、死んじゃいそうなの!どうか、助けて!!!誰かー!!!!!!助けてください!!!!」
誰も答えない。社の中には誰もいないようだった。しかし、どうしてもあきらめきれない私は、社の裏に回って見る。すると、真っ暗でどこまでも続く洞穴が一つそこにそびえていた。
読んでいただき、ありがとうございました!(。-人-。)
次回も、是非、ご覧ください!(。-人-。)(。-人-。)
有馬波瑠海の作品一覧
◯長編小説◯
【時雨の里】(連載中)
https://ncode.syosetu.com/n5101gr/
◯短編小説◯
【セキセイインコの俺様の最大のライバルはスズメ】
https://ncode.syosetu.com/n2257gs/
【おいらはスズメ。えっ名前?そんなのないない。】
https://ncode.syosetu.com/n1223gs/
【家の中の猟犬】
https://ncode.syosetu.com/n1830gs/