【風神と雷神】
こんにちわ!有馬波璃海ありまはるかです!
(。-人-。)(。-人-。)
この物語は、日本の万の神が住む森を舞台に、一人の少女が、森に住む不思議な少年と出会い、冒険し成長していく物語です。是非、ご覧ください
有馬波瑠海の作品一覧
◯長編小説◯
【時雨の里】(連載中)
https://ncode.syosetu.com/n5101gr/
◯短編小説◯
【おいらはスズメ。えっ名前?そんなのないない。】
https://ncode.syosetu.com/n1223gs/
【家の中の猟犬】
https://ncode.syosetu.com/n1830gs/
私は、自分の命がかかっているという緊張状態の中、少し離れた川辺へと移動し、時雨が冊間と話終わるのを待っていた。最初の方は、頑張って起きていたものの、疲れはピークに達し、眠ってしまった。
・・・七世。七世。起きてくれないか?・・・
【七世】
「ごめんなさい。寝るつもりは、、、。」
【琥珀】
「夜空、よく聞いて。今から、南の森に行くんだ。南の森には"天の宝玉"というものがある。」
【七世】
「えっ南の森に?
【琥珀】
「いいかい。"天の宝玉"は、人間の作った、祠に奉られている。ワタシ達はそこに入る事は出来ない。夜空、君がそこの"祠"に入って、"天の宝玉"を取って来てほしいんだ。」
【七世】
「わ、私が?」
【琥珀】
「うん。この嵐を止めるには、"天の宝玉"が必要なんだ。分かっておくれ。このままでは、君もここに住む全ての生き物も死んでしまう。」
私は、元々、引っ込み思案で、危ないことは絶対にしなかった私だけれど、この時は、皆を助けられるのは、自分しかいない。だから、やるしかないのだと思えた。
【琥珀】
「ありがとう。七世。」
琥珀は、丁寧にお礼を言うと、少年の姿から、天空をかける龍へと姿をみるみるうちに変えた。銀色に輝く美しい竜だった。
【七世】
「あなたは、やっぱり人ではなかったのね。」
その言葉に、琥珀は少し悲しそうな顔をした。
【琥珀】
「七世。僕の背に乗って。」
【七世】
「う、うん!」
私が、琥珀の背に乗ると、琥珀はどんどん空へ向かって上昇した。
【琥珀】
「七世。もう少ししたら、嵐の入り口だ。風も雷一気に強くなってくる。嵐の中には、風神と雷神がいる・・・。素直に嵐の中を通らせてくれるかどうか・・・しっかり、ワタシに捕まって!」
【七世】
「う・・・うん!!!!」
そう私は答えたものの、嵐の威力は私の予想をはるかに越えていた。突然、ものすごい突風と雷の渦が、私に襲いかかる。そして、中から風神と雷神が現れた。
【風神】
「お前達、我等を止めにやってきたな?」
【雷神】
「この森の主、冊間は好き勝手にやり過ぎた、もはやこの森は、人にとって悪でしかない。消滅させてくれよう。」
【琥珀】
「雷神様、風神様、お待ちください。この森は!」
えぇーい!黙れ!!!!!
風神は、竜巻を起こし、雷神は、雷を落とそうと私達に襲いかかる。
【七世】
「キャーーーーーーーーー!!!!!!!!」
私は二人の神の起こす嵐は、私の予想をはるかに越えたた風と雷に逃げ惑ううちに、雨に濡れた琥珀の体はつるつると滑り、私は彼の体に捕まり損ねてしまった。
【琥珀】
「七世ーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
読んでいただき、ありがとうございました!(。-人-。)
次回も、是非、ご覧ください!(。-人-。)(。-人-。)
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◯長編小説◯
【時雨の里】(連載中)
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◯短編小説◯
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【家の中の猟犬】
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