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【七世と森の少年】  作者: 有馬波瑠海
2/12

あなたは、人?

こんにちわ!有馬波璃海(ありまはるか)です!

(。-人-。)(。-人-。)


この物語は、日本の万の神が住む森を舞台に、一人の少女が、森に住む不思議な少年と出会い、冒険し成長していく物語です。是非、ご覧ください


同時連載【時雨の里】のお見逃しなく!


【時雨の里】

https://ncode.syosetu.com/n5101gr/


 どれくらいたっただろうか、不意に琥珀(こはく)は私の肩を音が出ないように静かに叩いた。


琥珀(こはく)

「・・・七世(ななよ)。起きて。囲まれてる。」


 琥珀(こはく)が耳元でささやいた。起きたばかりで、まだ、夢心地で何がなんだか分からない私の手を琥珀(こはく)が掴む。


琥珀(こはく)

七世(ななよ)(ななよ)、ワタシが合図をしたら上流に向かって走るんだ。いくぞ、、、。」


 ここになって、ようやく目を覚ました私は小さくうなずいた。


琥珀(こはく)

「よし!今だ!!!!」


 私達は、一目散に走る。起きたばかりで体はふらふらとしていたが、琥珀(こはく)が引っぱってくれることでなんとか走る。すると、後ろから何かが追ってくるのが分かった。


アォオオオオオオン!!!

ウォオオオオオーン!!!


 後ろを振り返ればそこには、暗闇に青白く光る巨大な狼の群れが迫って来ていた。


七世(ななよ)

「日本狼???うそっ!日本狼は絶滅したって、おばあちゃんが、、、それに、なんで、光って、、、。」


「うわぁーーーーー!!!」

私は石につまずいて、派手に転んでしまう。


七世(ななよ)

「こんな暗い中走るなんて無理だよ!」


 すると琥珀(こはく)は、右手を前に進む方向へとつきだして言う。


琥珀(こはく)

「我、進む道を照らす灯火(ともしび)よ。今ここに現れ。我が身を守らん。」


 琥珀は何か呪文のようなものを唱えた。


七世(ななよ)

琥珀(こはく)、何を言ってるの?えぇ!な、何、これ!!」


 先を見れば、みるみるうちに、火の玉が現れ川に沿って点々と足元を照らす。


琥珀(こはく)

「さぁ!逃げよう!」


 琥珀は私の手をとり、走り出す。


七世(ななよ)

「こ、琥珀(こはく)、、。あなたは、人だよね?」


 琥珀(こはく)は何も言わないまま、私の手をとって走る。私たちはそれから、火の玉の光をかりて一生懸命走ったが、狼の走る速度は凄まじくどんどん追いつかれて、とうとう囲まれてしまった。逃げ道を塞がれ、どうにもできずにいると、一匹の狼が、あゆみ出来て言った。


琥珀(こはく)。お前、分かってるだろうな。その人間をこっちに渡せ。さもなくば、、、。」


読んでいただき、ありがとうございました!

次回もご期待ください!(。-人-。)



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