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【七世と森の少年】  作者: 有馬波瑠海
10/12

【嵐を止める者】

こんにちわ!有馬波璃海ありまはるかです!


ただの趣味での投稿になります!(*´-`)

残り2話で完結です!


(。-人-。)(。-人-。)




この物語は、日本の万の神が住む森を舞台に、一人の少女が、森に住む不思議な少年と出会い、冒険し成長していく物語です。是非、ご覧ください





有馬波瑠海の作品一覧



◯長編小説◯

【時雨の里】(連載中)

https://ncode.syosetu.com/n5101gr/


◯短編小説◯


【おいらはスズメ。えっ名前?そんなのないない。】

https://ncode.syosetu.com/n1223gs/


【家の中の猟犬】

https://ncode.syosetu.com/n1830gs/




琥珀(こはく)

「・・・七世(ななよ)。ワタシに"天の宝玉"を・・・渡して。じゃないと君もこの森も終わってしまう。ワタシはただ、はるか昔からやっている自分の役目を・・・完遂するだけだよ。そうずっと、長かった、ワタシの役目を・・・。だから、七世(ななよ)、その宝玉をワタシに・・・」


七世(ななよ)

「イヤーーーーーーーーーーーー!!!!」

 私は大声を上げて泣き叫ぶ。


七世(ななよ)

琥珀(こはく)が死んじゃうなんて!嫌だ!絶対に!!!だって、私・・・。あなたのことが、好きだから・・・。千寿(せんじゅ)村の・・・(かんなぎ)琥珀(こはく)・・・。私は、あなたのことが好き。」


琥珀(こはく)

「どうして・・・それを?」


七世(ななよ)

「ずっと、前から知っていたの。でも、忘れていたの。あなたに会って、思い出した。おばあちゃんが話してくれたあなたの話を。ずっと一人で頑張っていたのは、あなた。よく、頑張ったね。守るはずの村の人々も、里が無くなっても、それでもあなたは人のために働いて・・・。子供の頃。すごいなって思ってた、憧れていた。友達がいなくて、お父さんもお母さんも家にずっといなくて、孤独に押し潰されそうな私をあなたは、救ってくれた。そう、あなたは、私のヒーローだった。」


琥珀(こはく)

七世(ななよ)・・・。」


七世(ななよ)

「ねぇ・・・教えて、琥珀(こはく)。この嵐はどうしたら止められるの?今度は私が、あなたを助けたい・・・。」


琥珀(こはく)

「・・・ありがとう。七世(ななよ)。そうか、ワタシのやっていることを、知ってくれている人が人間の世界にも、いたんだね・・・。」


七世(ななよ)

「うん。私だけじゃない。私のおばあちゃんだって、琥珀(こはく)が、助けた人達だって、見んな琥珀(こはく)のことを知ってるよ!」


琥珀(こはく)

「そっかぁ・・・。だったら、なおさら・・・サボっちゃだめだね。」


七世(ななよ)

「えっ!?」


すると、突然目の前か光輝き、琥珀(こはく)は白い竜へと変わる。そして、呆気にとられている私から、天の宝玉をとると、風と雷渦巻く曇天の空へと登っていく。


琥珀(こはく)

「・・・七世(ななよ)。ありがとう。ワタシは、人間をやめてから、何百年も経つけれど、久しぶりに人間だった時のことを思い出せたよ。名前を呼んでくれて、ありがとう。七世(ななよ)。ワタシの役目は、人を守ること。最後の最期まで、それは変わらない。」 


琥珀(こはく)は、伝統宝玉と共に輝き始め、辺り一帯が白い光に包まれる。雲の間から現れた風神と雷神が、苦しげに顔を歪ませる。


琥珀(こはく)】 

「さようなら、七世(ななよ)・・・。」


読んでくださり、ありがとうございました!

(。-人-。)(。-人-。)




有馬波瑠海の作品一覧



◯長編小説◯

【時雨の里】(連載中)

https://ncode.syosetu.com/n5101gr/


◯短編小説◯


【おいらはスズメ。えっ名前?そんなのないない。】

https://ncode.syosetu.com/n1223gs/


【家の中の猟犬】

https://ncode.syosetu.com/n1830gs/




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