表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/9

トークにはマチコなる人物から『かい』と一言だけ書き込まれていた。

意味がわからない。

途端に恐怖が膨らんでくる。

頭のネジが外れた人間に、オレは監禁されてるんじゃないか……? と。

その不安を払拭したい一心で、オレは続けて書き込んだ。

『いや、ふざけないで聞いてほしいんです。なぜオレがここにいるかわかりますか?』

と、それに対し、

『かき』

の一言だけが返ってきた。

……ダメだ。

意味がわからないし、

「……ん?」

ふと、足元を見ると、ぼんやり光っている。

……なんだ?

それは、白く輝く見たことのない貝と、牡蠣だった。

「はぁ?」

なんで急に?

さっきは無かったよな?

貝特有の生臭さがあるし、あったら気づいていたはずだ。

なんで貝が二つも……

……待て。

待てよ……?

『かい』と『かき』なのか?

だから、出てきたのか?

そんなことが?

ある……のか?

あまりにも突拍子もない考え。

だけど、それが真実だと、本能みたいな「何か」で感じる。

現実離れした「何か」に「どこか」で巻き込まれている。

気づかないうちに、手が震えていた。

これは、きっと「ルールがある」、「何か」だ。

そのルールを間違えたら、すぐに死んでしまうような……

慌てて、アプリを見直す。

何か、何かルールに繋がるものがあるはずだ。

「――っ!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ