神殿に現れる馬鹿
リュウト君は普通に言うならまぁまぁイケメンな方に入る人です
俺が転生してから12年たった。え?時間経過が早すぎるって?まぁ、簡潔に言うと動けるようになってから体を鍛え始め親から魔法を教わり特訓をしている内に12年たった訳で、今俺は幼馴染のサチと共に神殿に向かっている。何故かと言うとステータスが12歳になり神殿で恩恵を受けないと開けないみたいだちなみに学校はその1カ月後に入試がある。まぁ、属性魔法がレベル1でも1つさえ使えたら入れるのだが
「楽しみだね、リュウト君!リュウト君特訓とても頑張ってたからきっとずば抜けて凄いことになってるよ!」
「まぁ、そうだね。確かに俺のステータスも気になるがサチのステータスも気になるところなんだよな」
俺が気にかけるその理由としては彼女は回復魔法が普通よりかなり強い。ちなみに回復魔法は光属性に分布されている。俺から見てもレベル2はいってると思う
ちなみにレベルは確認されている(上限と思われているレベル)は5だ詳しく説明してみると
レベル1 初心者や習い始めあまり才能がなくても最悪ここまではこれる
レベル2 大体冒険者で表すなら中級者クラスであるある程度努力と才能がいる
レベル3 ハイランカーの冒険者である魔方使いや王宮に仕える魔道士などはこのレベル
レベル4 達人レベルであるここまで来るには並大抵の努力と才能ではこれない
レベル5 正直化け物クラスこのレベルになるとハイエルフなど長寿の魔法に愛されるような才能がありそして努力が必要
まぁ、こんな感じなわけだ
そうこうしている内に目的地である神殿に着いた2人で中に入ると同い年のステータスの恩恵を貰いに来たであろう子供で溢れていた祭壇へと行く方には列が出来ていたので一番後ろに並ぶことにした
「にしても凄い人だな〜」
「そりゃここら一帯に住んでる同年代が集まってるんだもの」
俺が漏らした感想にサチがご丁寧に返事を返してくれたそんなたわいもない事を話していると俺の前に並んでいた女の子が振り向き話しかけてきた
「初めまして、私はユリ、よろしく」
なんとも言えない口数少なそうな女の子だが挨拶されてはこちらも返さねばなるまい
「初めまして、俺はリュウトって言うんだ、よろしくユリ…さん?ちゃん?
「もうリュウト君!同年代の女の子にさん付け?まぁいいか私はサチよろしくユリちゃん!」
「よろしく、あと私のことは………ユリでいいよリュウト」
「そうか、わかったよ。」
こうして友人になったユリと話しているとユリも魔法が使えるらしく学園に行く予定だそうだ
そして俺はと言うと若干感情に浸っていた勇者として召喚される直前まで学校の帰りを一緒に歩いていた幼馴染をなんとなく思い出していたからだそんな思いとは裏腹にどんどん列は進み次はリュウトの番となった。ちなみにユリとは後で落ち合う予定だ
リュウトが祭壇に登ろうとした時後方からなんともウザったらしいような上から目線のような声が聞こえてきた無視をして登ろうとしたがその声の主はもう後ろまで来ていたようだ
「おい!そこの奴!この貴族である私に先にやらせろ!」
後ろを向いてその貴族を確認する見た目はデブ、あだ名が豚と付きそうなぐらいのそしてなんとも言えない貴族ですよというような服を着ている
そんな貴族をリュウトは一瞥し諭すように言った
「列はキッチリ並んでください、貴族様」
そう言い残しちっちゃと恩恵を済ませ祭壇から降りると顔を真っ赤にした貴族がいた
「貴様!!貴族である私に向かって命令しやがって!!!決闘しろ!私が恩恵を受け終わったらすぐに決闘するんだ!!」
唾を撒き散らしながらそう叫んでくる貴族に嫌そうな顔をしながら振り返り「はいはいいいよ」と軽く受諾した。周りにいる同年代は興味津々の様子だった
「貴族である私は魔法の英才教育を受けているからな!!泣いて謝っても許しはしないぞ!」
と言い放ち祭壇えと消えていった。この貴族の子供は両親がとても偉そうな貴族であったが故子までそうなってしまった言わば馬鹿なのだ、だが彼の言っていた英才教育とは本当のことであり普通なら負けてしまうのだが今回の相手はリュウトであったのが運の尽きだったようだ
「さてと奴も行ったみたいだしステータスの確認でもしてみますかね。ステータス」
次回主人公のステータス公開