9話・お嬢様は天才です
馬車の中にて
き、気まずい...
対面に座ってる父さんはしょんぼりしてるし、公爵様はにっこにっこだし。それと隣のリリアは何!どういう感情!その顔!
「あ、あのキルス様。なぜリリアさんも一緒に探索に行くことになったのでしょうか。安全を考えれば2歳で森を歩くなんて危険ではないですか?」
はっきり言ってしまうと2歳で森を歩くのはこの世界ではリスクでしかない。というのもこの世界の森というのは魔力量が人里より高く魔物と呼ばれるモンスターが歩き回っているのだ。俺の場合は魔法を扱えるようになるために魔力の多い森に行ってみるという目的があるがリリアにとってのいいことが思いつかない。
「ナオ君、それはねクーゼルが一緒にいるからだよ。クーゼルはこの国で片手に入るほど強い魔法使いなんだよ。リリアに森という場所を体験させるのにこれ以上ない護衛だろ」
「そうなんですね!父さんすごいや!」
ピク
「ははは!そうだろうナオ!父さんすごいだろ!今日は父さんのすごいところ沢山見せてあげるからね」
おぉ!復活してる!やる気いっぱいだし今回の探索は楽なものになるかもな。
「じぃぃぃぃぃぃぃ...」
前言撤回!リリアの視線が気になるよ!
ーーーーーー
30分後
「ふー着いた着いた。見渡す限りの木!森だねぇ」
そんな風に俺が体を伸ばしていると
「ナオ、あなたは魔法が苦手だったわよね」
リリアが話しかけてきた。
「うん、色々試したりしてるんだけどね。なかなかイメージが掴めないというか分かりにくいんだよね」
「そう。ナオは銀級って聞いてるし魔法が上手く扱えないのもおかしなことじゃないわ。それでなんだけど剣を使ってみるのはどう?」
「剣?うちは魔道伯家なこともあって触ったことすらないけど?」
「いい機会だと思うよナオ、今回の目的は色々なことに触れてみるだからね。私がしっかり守るからやってみなよ。あ、でもナオの体じゃまだ剣は大変だからナイフにしておこうね」
「父さん。うん!リリアさん!提案ありがとう、頑張ってみる!」
リリアすごいな、転生者でもないのにこんなことを2歳で思いつくなんて。しかも気遣いまで...そう、2歳なのだ。言葉もアイデアもあんなにしかっりしていてまだ2歳。これはもっと頑張らないと周りに置いていかれるぞ...まずは刃物、体術だ!少しでも出来ることを増やしてみよう。
「それじゃあ出発するぞー」
父さんの声が聞こえる。
俺の冒険はここから始まるのだ!
読んでくださってありがとうございます!
誤字脱字などがありましたら教えていただけると嬉しいです!(コメントや反応もお待ちしてます!)
不定期更新になるので書けたら上げていくので気長に待っていただけたら幸いです。
クーゼルはアルムス王国の中でもかなり強いです。そしてそんなクーゼルをも超える魔力量をもつリアスとシル...この二人チートすぎではって思いますよね!自分も思ってます。二人の活躍が楽しみですね。そして我らが主人公ナオくん!この二人に埋もれないよう頑張って!




