8話•彼方に響くはナオの声、そして美少女
ナオ君はまだ2歳ですので大人達との違いを出すためにひらがなでセリフを書いていましたが今後セリフが増えるので一度漢字も入れて書かせていただきます。
1ヶ月後
俺は先週父に言われた森への探索の着替えをしている。黒髪黒目の2歳児、母親譲りの可愛さを兼ね備えた幼い顔。探索に出かけるために着替えた動きやすい服装。
「うん、なんというか可愛いな、我ながら」
「ナオ様、そろそろお時間です」
「うん、ありがとう、カイさん」
カイ•キール、父の付き人兼アストライト家の執事さん。初老くらいイケオジでザ•執事を体現してる人。憧れるよね!執事さん!かっこいい!
「旦那様方は玄関でお待ちです」
「はーい」
玄関に歩いて行くとそこには馬車が止まっていた。
おぉ!馬車!乗るの楽しみだなぁ。あれ?でも普段父さん達が使ってる馬車じゃないな。馬車についてる家紋もうちのじゃないし。
「あぁ、ナオ来たか」
「父さんこの馬車って…」
「君がナオ君だね!会えるのを楽しみにしてたよ!いやー聞いてた通りクーゼルに似てるねぇ」
「えっと、どちら様ですか?」
「おっと、すまない。僕はキルス•アイ•カトリア。君の父クーゼルの唯一無二の親友にして幼馴染だよ!」
「キルス、お前が親友なのも幼馴染なのも認めるがナオに近すぎるぞ」
へ?は?アイって言ってた!?言ってたよな!アイって公爵家の名前じゃねぇか!何どういうこと?なんで父さん普通に喋ってんの?え?見た目優しそうなおじさんって感じだけどさ!公爵様!?
「ナオ君、驚かせてすまないな。今日の君の探索にはうちの子も混ぜてやって欲しいんだ。ほら、リリア」
「リリア•アイ•カトリアよ。よろしく」
「ふわぁ……」
え!?何この子!めっちゃかわいいんだけど!雪みたいに白く輝く華麗な長い白髪!青空みたいな澄んだ瞳!てか、目おっきい!同い年くらいなのに圧倒される…!
「あ、え、えっと。ナオ•フィン•アストライトです。初めましてリリア様」
「な、、、あなたの様な立場の人にに様付けで呼ばれるのは気持ち悪いわね」
「えっと…?」
何か変かな?公爵家相手だし普通だと思うんだけど。うち魔道伯家だし。
「ふむ…もしかしてだけどクーゼル。自分の家の立場を説明してないのかい?」
「あー…ナオはいろんなことを自分で学ぶ子だからほとんど教えたことがなかったからな…忘れてた…」
「全く君ってやつは…よろしい!幼馴染であるこの僕から説明しよう!ナオ君!」
「は、はい!」
「君の家が魔道伯爵家だということは知っているね」
「はい。侯爵家と伯爵家の間の家です」
「うん。便宜上の立場はね。さて問題です。この世界で魔道伯家はいくつあるでしょうか」
俺が知ってる限り世界にある国は18カ国。アルムス王国の貴族家をまとめた本にはうちの一家しか魔道伯はいなかった。アルムス王国は世界でも大国と言われる国なのを考えると10家くらいかな?
「10家くらいだと思います」
「残念、不正解。正解はね、3家だけだよ」
「3家だけですか!?」
「うん。というのもね、魔道伯っていう地位は歴史に残る魔法開発を行った家が世界の承認を経てなれる位なんだ」
「世界の承認…」
「ナオ君の家は詠唱していた魔法を魔法陣という形に置き換えることを成し遂げた家だからね。これによって世界の魔法はより精密な制御とアレンジの容易さ、さらに隠密性を大幅に向上させた。いわば現代魔術の基礎を作った家だ」
「そ、そうだったんですね」
「だから世界中で尊敬されているしどこの国に住んでも魔道伯という地位でいられる。詰まるところ公爵家や王家と同じくらいの権威がある家なんだよ」
「そ、そうなんですね…」
え!?何それ全然聞いてないんだけど!!うちってそんなすごい家だったの!?
なんで今まで教えてくれなかったんだ父さん…
てか!あの神様もちゃんと言えよ!こんなとんでもない家に転生とか聞いてないんだど!
「父さん、なんでそんな大事なこと教えてくださらなかったのですか?」
「ナ、ナオ?顔が怖いぞ?ほ、ほらいつものかわいいナオに戻って…」
「父さんの!ばかぁ!!!!!!」
前世、今世合わせて1番の大声だった。
読んでくださってありがとうございます!
誤字脱字などがありましたら教えていただけると嬉しいです!(コメントや反応もお待ちしてます!)
不定期更新になるので書けたら上げていくので気長に待っていただけたら幸いです。
前のお話までのナオ君のセリフも漢字に変えてもいいかなと思ってます。どちらの方が読みやすかったか教えていただきたいです!




