6話•先生が来たよ!
鑑定から2週間後、書斎にて
「初めましてナオ様。私はシイナ•ネル•ドグートとと申します。ナオ様の学園入学まで精一杯お手伝いさせていただきます」
「ナオ•フィン•アストライトです。よろしくおねがいします、ドグードせんせい」
シイナ•ネル•ドグート。ネルってことは男爵家の人なのかな。ピンク髪のおさげの三つ編みにメガネの若い女性…絵に描いたようなドッジっ子って印象だなぁ。いやいや、これから先生になってくださる方に失礼だな!やめておこう。
「ナオ様は銀級の魔力をお持ちということなのでまずは魔法の訓練にしましょう。というのも、魔力量が多い方は魔法を使うのが苦手になりやすいのです。では、早速魔法について簡単な説明をこのお部屋でしてしまいましょう」
「はい!よろしくおねがいします。せんせい」
「まず魔法とは私達の体に満ちる魔力に属性、形、力を乗せて発動する術のことです。属性には火、水、風、土、光、闇の6つがあります。形は無数にあって槍や弓の様な武器の形から球体まで様々です。力は主に目標に当てるためのエネルギーですね」
「ふむふむ」
「魔法を使うには魔法陣が必要となります。魔法陣の形を返すことで魔力に属性、形、力を載せるのです。では、まずはお庭に出て魔力を感じてみましょうか」
「はい!せんせい」
うちの庭はとにかく広い。なんと芝生部分だけでもサッカーコート2つ分くらいはある。
「うわぁ、とっても広いでsグギャ」
何もないところでこけた…もしかして俺の推測当たってたのか?
「いたたた。あ!すみません!」
「いえいえ、だいじょうぶですか?」
「えぇ、お恥ずかしいところをお見せしました。さぁ!気を取り直して魔力を感じてみましょう!」
「はい!」
「まずは目を閉じてみてください」
言われた通りに目を閉じる
「そしたら右の胸の部分に意識を当ててみてください。そうすると血液とは違って自分が感じ取れる流れが見えてくるはずです」
右の胸の部分。右胸。右胸。
「あ!」
「見えてきましたか?」
「はい!」
右胸。このあたりになにか温かくて前の世界では感じたことのないものがある。これが魔力かぁ。ワクワクが止まらないね!
「それでは目を開けてください。そして右手の人差し指に魔力を集めてみて」
「ふんぅ!」
「それでは円を描いてその中に三角形を書いてみてください。これが魔力を外に放出する基礎術式です」
言われたとうり描いてみると魔力が外に流れていくのが分かる。
「それでは円の周りを四角形で囲ってみてください。これが小さな火を出す術式、>灯火<です」
言われたとうりにしてみると。
「あれ?消えちゃった…」
「魔法陣が消えてしまいましたね、まだ魔法へのイメージが弱いんだと思います。そうですねぇ、四角を描く時に火をつけると念じてまたください」
火をつける。火をつける。火をつける。
「だめだぁ!」
「まぁまぁ大丈夫ですよ、ナオ様!最初はこんなものですし魔力が多いナオ様は調節も難しいですからね。毎日少しずつやっていきましょう」
「はい…」
「そう落ち込まないでください。今日は魔法の勉強は切り上げて文字をお教えしますね」
「もじ!やった!ほんよみたい!」
「はい!沢山読みましょうね」
読んでくださってありがとうございます!
誤字脱字などがありましたら教えていただけると嬉しいです!(コメントや反応もお待ちしてます!)不定期更新になるので書けたら上げていくので気長に待っていただけたら幸いです。
貴族のミドルネームは家の立場を表しています。例えば魔道伯家ならフィン、男爵家ならネルという感じです。ちなみに、これは世界共通です!
ナオくんは内と外で言葉遣いが変わっていますね。これは前世の人格が意識として残っているけど外に出ているのはこの世界のナオなので同一人物だけど違う!みたいなことが起こってます。元大学生のナオくんがめっちゃ幼い感じなのもここからきてたりします!




