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異世界科学  作者: ふとん
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3話•1周年とは

1周年!ソシャゲなら大々的に祝われるこのイベント!私ことナオ・フィン・アストライト!1歳の誕生日です!


「ナオちゃん、お誕生日おめでとう」

「おめでとう、ナオ」

「おめでとう、ナオくん」


三者三様、ナオくんと呼んでいるのはシル兄さん。4歳にして母親譲りの圧倒的美少年にして魔法も優秀でさらに父親譲りの性格!さすがお兄様だぜ!


「ナオ、これは私達からの誕生日プレゼントだ」


父が手のひらサイズほどの木箱を開けると、そこには銀色に輝く本と杖を形取られたプローチのような丸いものが入っていた。


「これは貴族紋と言って貴族の身分証みたいなものだ。うちの家では1歳になると与えることになっていてな、これは貴族の権力、地位、財産の象徴でもある」

「ごめんね、ナオちゃん。本当は他の物を用意してあげたかったんだけど国王陛下からの贈り物は最大のプレゼントということで他の物をあげるのはマナー違反になってしまうの」


「ありがとう!うれしい!」


自分でも驚くほど自然に言葉が出てた。

まだ一歳だから滑舌が良くないこともありカタコトだけど!

あぁ、俺はこの家族のことを愛しているんだ。そんな家族の一員である証、嬉しくないわけがない。


ーーーーーー


初めて書斎にたどり着いた日から何十回と書斎に通ったが相変わらず字が読めないので図形を頭に入れることにしている。この世界の魔法陣は魔法を発動するために魔力で空間に描く物なのだが、これがすごいことに3次元の立体も使って描かれていることだ。平面図形と比べて情報量が多く載せられるらしい。

また、シル兄さんがたまに読み聞かせしてくれる本を元に考えるとこの世界は前世と同じく10進法だ。だから図形を覚えるのにそこまでの苦労がなかった。


さて、これからの目標をどうするか。

この世界の科学を挙げるにはまず俺の持ってる地球の知識がこの世界で働くかを検証しないといけない。まずは身近な植物なんかを調べてみるのが良いかもしれないな。よし、小学校でやった暗いとこと明るいところに置く実験をやろう!


「あらナオちゃんそろそろお昼寝の時間よ」


赤ちゃんの体はまだまだ不自由だ…

読んでくださってありがとうございます!

誤字脱字などがありましたら教えていただけると嬉しいです!(コメントや反応もお待ちしてます!)

完結まで続けますが不定期更新になるので書けたら上げていくので気長に待っていただけたら幸いです。


貴族紋について

貴族紋は国王から貴族一人一人に支給される身分証です。貴族紋には各貴族家の家紋があしらわれいます。家の格ごとに子供にあげることが出来る年齢が変わっており、例えば公爵家や魔道伯家と言った高度な医療(回復魔法)が使える家は1歳から、男爵家などは3歳から与えられます。これは回復魔法頼みの医療のため、新生児が亡くなる可能性が高く、国に登録してもすぐに死んでしまうための措置です。


10進法について(作中に置いてで間違っているところがあるかもしれません。すみません。)

0〜9で10ごとにくり上がる数え方。日本の数字の数え方と同じ。


ナオくんがまだ赤ちゃんなので早く成長して実験とか出来るようになったいいですね!頑張れナオくん!

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