表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブラック・エンジェル・ユニバース  作者: Leon Black Angel


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

78/202

第二季 第48話「炎の継承者の力」

ここまで『黒き天使(Anjo Negro)』を読んでくださり、本当にありがとうございます。

私はブラジルに住みながら、この物語を書いています。

毎日、仕事へ向かうバスの中や、夜のわずかな時間を使って少しずつ執筆しています。

決して完璧な文章ではありませんが、1話ごとに少しでも成長できるよう、全力で書き続けています。

日本の文化や作品に憧れて、いつかこの物語が日本の読者の心にも届くことを願っています。

もし表現や文化的に不自然な部分があれば、ぜひ教えてください。私は学び続けたいと思っています。

この物語は、ただのバトル作品ではありません。

「救い」「選択」「赦し」――それぞれの信念がぶつかり合う物語です。

少しでもキャラクターたちの想いが皆さんに伝われば嬉しいです。

砦の内部はすでに半壊していた。

 壁は崩れ、塔は炎に包まれ、黒煙が夜空へと昇っている。

 地面には、重傷を負ったレオンが膝をついていた。呼吸は荒く、体は限界に近い。

 そのすぐそばで――

 リーがゆっくりと立ち上がる。

 彼の瞳は、深紅に燃えていた。

 次の瞬間、彼の全身から炎が噴き上がる。

 まるで、彼自身が炎の化身であるかのように。

「……これが、リー……?」

 アレスの子供たちは、思わず警戒の表情を見せた。

 リーは静かに言った。

「終わりだ。ここからは……俺の番だ」

 リーの足元から爆炎が広がった。

 衝撃波のような熱風が砦を揺らし、イリスとソルは壁まで吹き飛ばされる。

 ロコが電撃を放つ。

 しかしリーは手を振るだけで、炎の柱が立ち上がり、雷をかき消した。

 ヴィトルの風刃も届かない。

 回転する炎の渦がすべてを焼き払い、接近すら許さない。

 テレイとテリッサが岩の結晶を撃ち込むが、

 それらは空中で赤熱し、溶け、砕け散った。

 レオンは、地面からその光景を見上げていた。

(……すごい……これが……リーの本当の力……)

 リーは砦の中心に立ち、両手を広げる。

「誰も……止めさせない!」

 炎が螺旋を描き、砦全体へと走る。

 塔が崩れ、城壁が裂け、空気そのものが燃えていた。

 炎の中、アレスの子供たちは次々と倒れていく。

 圧倒的な力だった。

 それは破壊ではない。

 守るための力――守護の炎だった。

 やがて炎が静まり、静寂が訪れる。

 リーは振り返り、倒れているレオンへ歩み寄った。

「……無茶しすぎだ、兄弟」

 彼はそっとレオンを抱き上げる。

「もう大丈夫だ。俺たちは……勝った」

 その頃、夜空に青い光が走った。

 ノアの大気圏へ、組織の艦隊が突入していた。

 窓から外を見ていたローラは、涙を浮かべる。

「……見て、ララ。あそこ……!」

 燃え落ちる砦の上空。

 瓦礫の中を飛ぶ、ひとつの影。

 リーがレオンを抱え、ゆっくりと空へ浮かんでいた。

 ララは小さく息を呑む。

「……間に合った」

 炎はまだ揺らめいている。

 だが戦いは終わったわけではない。

 新たな運命が、彼らを待っている。

 それでも――

 守り抜いた命が、そこにあった。

――続く(第49話へ)

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

この作品は本編だけでなく、作者ページにも『黒き天使』の世界をより深く知るための内容を公開しています。

作者ページでは:

・作品世界の楽曲テーマソング

・キャラクタープロフィール

外伝ワンショットストーリー

を掲載しています。本編では語られない過去や関係性も補完していますので、よろしければぜひご覧ください。

私はこの作品を通して、いつか家族を支えられるようになりたいと思っています。

そして同時に、読んでくれた方の心に何か一つでも残る物語にしたいと願っています。

もし少しでも面白いと感じていただけたら、ブックマークや評価をしていただけると、とても励みになります。

皆さんの応援が、次の1話を書く力になります。

次回もどうぞよろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ